府中市 サポートルーム(校内フリースクール) ・・文科省が2億円の概算要求で施設、機材、11億円で支援員の拡充を実施へ
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★不登校児童生徒の校内支援スクールに2億円の予算計上、支援員拡充も予算要望
先日の読売新聞に文科省が「クラスのなかに入れない子どもが安心して過ごせる『校内教育支援センター』を拡充させる」との記事があり、「センターを校内の居場所として設け、不登校の未然防止や登校復帰につなげる狙い」としています。
記事では、文科省によると「センターは、全国の公立小中学校の46%にあたる、1万2712校に開設」とし、文科省としてセンターを設置する自治体への財政支援をスタート、25年度の概算要求では約2億円を計上、本、パソコン、半個室をつくるためのパーティションなどの整備費を1600校に補助するそうです。また、支援員の確保に向けた補助制度も新設、3000校に配置計画で、約11億円も盛り込んでいるとあります。
★生活が乱れがちだった生徒も、朝起きて学校に来られるようになった
記事では「クラスに居場所がないと感じる子どもはこれまで、保健室で過ごすことが多かったが、他の児童生徒らが利用する時は退室する場合もあった」「すでにセンターのある学校では、空き教室を利用している」とあります。
記事のなかでは杉並区の公立中学校の取り組みを紹介、同学校では図書館をセンターとして活用し、週3日間、1時間目に開放、毎回5人前後が利用するそうで「(男子生徒は)生活が乱れがちだったけれど、朝起きて学校に来られるようになった」「図書館に登校した生徒は、本を読んだり問題集を解いたり、絵を描いたりと思い思いに過ごす」「同校の校長先生は『一度学校から離れると戻りにくくなるので、校内の居場所は必要だ。図書館に学びに向かう力を育んでいきたい』と語る」。
※校内教育支援センターとは(読売新聞記事より)・・校内フリースクールとも呼ばれ、教室に入りづらい児童生徒が落ち着いて自習などに取り組める。子どもを見守り、相談に応じるため、教員や支援員がつく。
★府中市内の小中学校にあるサポートルームが、校内フリースクール
府中市の公立小中学校にも、「サポートルーム」と呼ばれるのが、この記事にある校内フリースクールです。今年度から市内すべての小中学校に設置され、運用がスタートしています。私は保護者の方からのご意見などに基づき、議会の一般質問でもこの課題について複数回とりあげ、この9月議会でも質疑をしました。府中市内の学校に設置されている、サポートルームは運用の差があるので、先進的な事例の学校に水準を引き上げていけなばなりません。こうした点からも、今回の文科省の予算措置を、有効に活用することが重要です。この点について、再度、議会でも取り上げたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)
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