府中市 「サマー学童」 夏安み期間 限定の受け入れ可能な学童クラブの増設を・・こども家庭庁が補助金など施策の具体化を図る方針
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★こども家庭庁が30~40日の限定開所でも補助金
7月14日付日経新聞ネットニュースによると、「こども家庭庁は2025年度にも、夏休みの時期などに短期間だけ開く放課後児童クラブ(学童保育)への補助金制度の創設を調整する」との記事があります。「現在は原則年間250日以上の開所が支援要件のため対象外だが、共働き世帯の増加を踏まえ、ニーズが多い夏休みの受け皿増加につなげる」とその目的を伝えています。
この記事にもありますが、夏休みだけ限定的に開く学童保育を「サマー学童」などと呼ばれているそうで、運営は自治体や委託先の事業者が行っているとのことです。このニュースによると「こども家庭庁は期間限定で運営する事業を新たに支援対象とする方向」とあり、「30〜40日の開所でも補助金を出せるよう検討する」そうです。さらに「通年で運営している学童保育が夏休みだけクラスを増設する場合は補助金を上積みする案がある」とのことです。
★こども家庭庁が「夏休み中の学童保育に既存の補助金を活用して昼食を提供するよう促す」通知も発出
また同ニュースでは、「放課後や休み期間中の子どもの預け先となる学童保育は社会的な需要が高まっていることから、利用する登録児童数は23年に145万7384人と、10年間で1.6倍に増えた」「こども家庭庁は9日には全国の自治体に対し、夏休み中の学童保育に既存の補助金を活用して昼食を提供するよう促す通知も出した」とあります。
こども家庭庁は、年末までに「サマー学童」に関する初の全国調査も実施し、自治体の取り組みや利用状況について聞き取り調査も行うそうで、「調査結果を踏まえて補助金制度の具体策を詰め、2025年度予算への反映を目指す」としています。
★府中市もこども子育て応援基金を活用して施策の実施を
私あてにも夏休み中にこどもを預ける課題について、問い合わせがありますが、学童クラブのニーズは高いものがあります。記事では「学童のニーズは夏休み期間までに集中する。こども家庭庁によると、23年5月に1万6276人だった学童保育の待機数は同年10月に8487人(速報値)へ半減した。同庁担当者は『年度後半になると学童保育よりも公園で友達と遊ぶ子や、塾や習い事に通う子が増えるため』と説明する」。
~学童クラブをめぐっては、先日、子ども家庭庁がその登録資格を厳格にする方針との記事がありましたが、これをめぐっては反発の声もあがっています。この夏休みにおける、子どもの預け先のニーズについては、かなりあると思われるので、ぜひ国が主導し、各自治体に対しても夏休みの限定受け入れ施策について、具体化を急いで図るよう、求めたいものです。
また府中市においても新設された「こども子育て応援基金」において、ぜひこうした施策について財源をねん出してほしいものです。ぜひこの課題についても、一度取り上げたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで