府中市 小中学校では、水難事故を防ぐ水泳の安全教育を・・保育園、小学校で「水中で浮く」「回泳」指導の取り組み
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
今朝の朝日新聞に水難事故から子どもたちを守るための安全教育に取り組む、小学校や保育園の授業の様子について記事があります。
★長く浮く、泳ぐ力を身につける水泳授業
静岡県の浜松市の市立船越小学校では、1966年から続いている「30分間回泳」の様子について、記事では「平泳ぎで同じ方向に大きな円を描いて泳ぐ、時々背浮きして体を休めながら、ほとんどの児童が30分間泳ぎ続けた」とし、「長く浮き、泳ぐ力をつけさせるため」として、市内の小学5年生が希望制で参加、毎年、約9割が泳ぎきるそうです。また記事では「授業だけでは不安な児童のために、船越小では水泳部とは別に『回泳部』もある。長く泳ぎ続けることを目指して練習している」とのことです。
この記事では町田市の保育園「ハッピードリーム鶴間」の様子について、「5歳児クラスが夏の1泊2日のキャンプで川に入る。水温や流れによる体への抵抗、水深の変化、必要な装備を知り、自然の水の危なさを原体験として感じ取ってほしい」とあります。場所の選定についても事前に、入念に行い、浅瀬になっている箇所を選定しているそうです。
★教員が水難事故防止教育をするのは難しい(教員ネット調査)
この記事では、日本財団が実施したネット調査によると、「小中学校の教員調査では、水難事故防止教育について、小学校教員の6割が『教員が教えるのは難しい』と答えた」そうです。
この記事のなかでは、大阪大学の若吉浩二教授(スポーツ科学)のコメントとして「文科省の指導手引きでは、小学低学年は水に慣れ、中学生は浮く、進む、高学年は平泳ぎやクロールができるようになることが示されている」「泳力に差がある子どもたちに一斉に教えるのは大変だが、指導にはコツがある」「中学生の指導内容の『浮く』を、手足で水の感覚をつかむ余裕ができるまでしっかり身につけられれば、泳ぎが効率良く習得できるようになる、こうした指導方法の確立が重要」と語っています。
~今年の夏も各地で痛ましい水難事故により、子どもたちが犠牲になっていますが、小学校での水泳授業が減少する昨今ですが、あらためて「回泳」の技術が必要だとわかる、朝日の記事です。私も9月議会の一般質問においても水泳指導のあり方について、質疑をする予定です。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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