05 8月

府中市 こども家庭庁が、学童クラブ(放課後児童クラブ)の登録条件を厳格化へ・・待機児童数解消を図る狙い

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★学童クラブへの入所条件の厳格化で、待機児童数の解消を図る狙い

今朝の読売新聞一面で、こども家庭庁は来年度にも、共働き家庭などの小学生を預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)の登録条件を厳しくする方針を固めたと報じています。記事では「学童保育の6割は、登録者の2割以上に利用実態がないという調査結果もある。『週3日以上の利用』など条件を厳格化することで、待機児童はほぼ解消される見込み」とのことです。またこの記事によれば現在、学童保育では登録者を利用者として計算し、今年5月時点の利用者は、151万5205人に達した。待機児童は過去最多の1万8462人に上っているそうです。

★入所条件の登録厳格化を図る背景・・待機児童数が予想外に増えすぎたことが理由

記事によると、国の実態調査(2020年度)では、ほぼ未利用の登録者が定員の2割以上だった施設が、全体の6割を占めていたほか、夏休みだけのために登録している例もあり、連日利用したい人が待機児童になる事態が生じていたとのことです。「同庁は早ければ来年度から、こうした登録制限を全国に広げる。これにより、都市部などを除き、待機児童のほとんどは、受け入れが可能になるとみている」としています。

また解説記事によると、今回の学童保育の登録制限に乗り出す背景として、「利用希望者の増加が想定を大きく上回り、待機児童を解消できる見込みが立たなくなったため」と分析。「同庁は元々、定員を今年度末までに152万人に増やすことで、待機児童を解消できると見込んでいた。ところがコロナ禍が終わり、5月時点での利用者は151万人余りで、待機児童も約1万8000人に上る」とし、制度を適正化し、利用が必要な人に枠が行き渡るようにするため、同庁は登録時に「週3日以上の利用」といった条件を設けることを想定、自治体がこうした対応を取らない場合は、補助金を一部出さないことも検討」し、「自治体が制度を円滑に運用するためにも、同庁は具体的な対応方法を検討し、示していく必要がある」と記事では結んでいます。

★国の24年度予算では待機児童数の受け皿拡大を図ったが

こども家庭庁と文科省は、共働きなどの小学生が利用する、放課後児童クラブ(学童クラブ)の待機児童解消のために、2026年度をめどに152万人分の受け皿を確保する策を、24年度予算で計上しています(朝日新聞23年12月26日付)。

★。開設場所について「学校内のプレハブ施設の整備」「家庭教室などの特別教室の利用、学校外スペースの確保」を

朝日の記事によると、学童クラブの待機児童数は1万6276人(23年5月現在)となり、なかでも都市部の待機児童数が全体の4割を占めているそうです。記事によると、国は23年度末までに152万人分の受け皿を整備するとしたが、計画通りに進まないことから、「開設場所の確保、人材確保、適切な利用調整」の3点を重点的に進めるとしています。開設場所については「学校内のプレハブ施設の整備」「家庭教室などの特別教室の利用、学校外スペースの確保」などをあげています。

また学童クラブで勤務する職員確保策が急務として、「来年度からは、常勤職員を2人以上配置した場合お補助制度を新設できるよう予算案に盛り込む」とあり、定員に余裕のある学童保育への送迎支援も予算措置をしているとしています。

★学童クラブの受け皿不足については、学校施設の活用も検討を(府中市長あて予算要望と回答から)

府中市においても、とくに小学校4年生以上の児童の学童クラブ待機児童数が課題になっています。この点について、私も以前、対市要望をしたので、以下、掲載します。

●府中市への要望⇒小学4年生以降は学童保育が利用しにくい状況となっています。低学年優先となり定員に達している学童が多い状況で、4年生以降の登録が厳しいのが実態です。4年生以降も、どの地域の学童クラブでも利用できる体制づくりをお願いします。

●市の回答⇒学校敷地内または隣接地での建設地の確保が困難な状況となっているため、学校から離れた場所でも適地があれば新規増設を検討しています。また市では入会要件を満たす小学1~3年生および、障害のある児童のすべてを受け入れており、4年生以上の児童は定員の空き状況に応じて受け入れをしています。今後は学校施設建て替えの機会をとらえ、施設の充実に努めるとともに、学校施設などの活用をはじめとするハード面の整備について、引き続き検討していきます。(市の回答より)

※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

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