府中市 全国の学校で「消えゆく 夏休み水泳指導」・・登校に熱中症リスク、教員に過重負担(朝日新聞)
府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★都内でも減りゆく学校での水泳授業数 真夏の授業の実施が困難に
今朝の朝日新聞社会面に全国の小中学校で続いてた、夏休み中の水泳指導がなくなっているとの記事があります。「背景には異常な暑さや教員の働き方改革がある」とする一方で、「専門家は水の事故が増えるなか、学校での授業は今後も必要」との意見があるとしています。
記事では、新宿区内の半数以上の学校が夏季休業中の水泳指導を取りやめたとあります。ただその水泳指導の実施の裁量は、各学校の裁量によるそうです。多摩地域では「小金井市教育委員会は昨年度まで小学校で10日以上、中学校で3日以上と目安を示してきたが、今年度からは各学校の判断に委ねる」とあります。また「ある公立小は今年度は実施しない」とし「一因となったのが、出席率の低さ」にあるそうです。「特に習い事などで忙しい高学年は1~2割にとどまり、全体でも3割程度」だったそうです。
また記事では「葛飾区は区内49小学校のうち、15校で実施予定だが、22年度の実施校は33校、23年度は23校と減少が続く」とあります。さらに近年の異常な暑さの状況が授業の中止に拍車をかけているとし、熱中症警戒アラートが発出される日も多く、「真夏の水泳指導は難しくなっているのが実情」だそうです。
★水難事故が増えるなか、学校での水泳授業は必要(専門家の意見)
一方で専門家(鳴門大学、松井教授)の意見では「学校の水泳指導は、水中で命を守る方法を教えるとともに、自分や友達がどのくらい泳げるかを知ることで、川や海で遊ぶ際の水難事故のリスクを下げる点で重要」とし、「水難事故から命を守る基礎的能力を身につけるためにも、水泳授業は一定の時間を確保して、安定的に行えるようにすべき」と主張されています。
この夏も各地で子どもの水難事故が発生しています。先日も女の子が複数川でおぼれて亡くなるという痛ましい事故がありました。そこで先日、市内の小学校にお子さんを通学させている保護者の方から、以下のようなお声をいただきましたので、以下紹介させていただきます。
★府中市内のすべての学校で着衣水泳指導をしてほしい(保護者の声)
以前、私あてに市内の小学校にお子さんを通わせる保護者の方から、水泳授業の必要性についてお声がありましたので、以下紹介させていただきます。
~私(保護者)は府中市内の公立小学校に子供を通わせる親です。聞くところによると、市内のある小学校では夏休みに専門の先生を呼んで、着衣水泳の指導があるそうです。ところが、私の子どもが通う小学校ではそういった指導は全くありません。同じ市内の公立小学校なのに、いろいろと差があることは承知しております。
しかしながら、こういった命に関わる指導については、どの学校に通う児童にも等しく機会を与えられるべきではないでしょうか?最近の子供達の水難事故の多さからも鑑み、検討の俎上にそせていただけるよう切に願っています。(以上、保護者の方の声より)
~私も児童の水難事故が増えている昨今の状況を考えると、やはり着衣水泳などの授業は必要かと思います。学校のプールでの授業は不可能ならば、生涯学習センターや民間の水泳スクールのプールを借りるなどして、事故から身を守るための水泳指導は継続したほうがいいというのが、意見です。みなさんはどうお考えでしょうか。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
※府中市の令和7年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで