12 3月

(府中七中、府中十中)府中第七中学校(少人数生徒校)と、府中第十中学校との統合案について、一部学校選択制の導入も

府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。先日の府中市議会、学校施設老朽化対策特別委員会では、児童生徒数の極端に多い学校と少ない学校について、その適正規模化を図るための具体的な提案がなされました。なかでも生徒数が230人規模の府中第七中学校については、隣接する府中第十中学校との学校統合案による適正化する考えが方向性として示されましたので、以下、教育委員会の答申案について、掲載します。

★府中七中と十中との統合により、学級数も適正規模に

府中第七中学(武蔵台)については、同じ学区域グループで隣接している府中第十中学(北山町)との統合が考えられます。七中と十中を統合する場合、統合後の学校規模は15学級から17学級と予測され、標準規模の範囲になることが見込まれます。通学距離については、統合校の設置場所は現在の七中の敷地、現在の十中の敷地が考えられます。いずれの場合も、府中市の中学校の通学距離の目安である4キロメートルを超えない範囲での通学が可能であると想定されます。ただし、統合を行う場合、通学時間や通学の安全性を加味した議論と、統合の意義の正しい理解を促す必要があります。

★七中と十中との統合により通学距離が長くなった地域には、学校選択制も加味する

通学時間や通学の安全性について、七中または十中の敷地に統合校を設置した場合、午後6時過ぎに部活が終わり、そこから40分~45分かけて帰るというのは、保護者としては心配であり、通学の負担に対するケアとして、統合と他の対応策をセットで行うことがあげられます。統合後の学校より四中や八中の方がより近いという地域では、通学区域の見直しを行うことが考えられます。通学区域の見直しが難しい場合は、少なくとも、統合に伴って通学距離が長くなる地域に限っては学校選択制を利用できるようにし、より近い学校へ通学するための余地を残す配慮は必要であると考えます。仮に七中、十中の敷地以外の新しい場所に適切な土地、スペースが確保できると、この問題は解決します。そのため、統合校の配置は、時間をしっかりかけて考えるべきことです。

★学校統合により生徒も教員もメリットが多数あることを理解してもらうために

また統合の意義の正しい理解を促すために、統合によって教育環境がプラスになる面を周知していくことが必要です。統合することで、標準規模の学校となれば、生徒により多くの人たちと接する機会を与えられることや、体育大会や合唱コンクールなどの学校行事がより充実するなど、子どもたちの学びの形態が変わっていくことが考えられます。また統合により学級数が増えると教職員の配置数が増えるため、教員一人ひとりの負担軽減が図られるなどのメリットが期待されます。そのような教育環境が向上していく、前向きなイメージを地域の方々と共有していくことが必要です。(「府中市立学校の適正規模、適正配置の実施に向けた方策について」より)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

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