(府中一小)府中第一小学校の児童数(1000名超)の標準規模適正化に向けて・・隣接する府中三小、本宿小との学区域変更案の考えかたについて
府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。先日の府中市議会、学校施設老朽化対策特別委員会では、児童生徒数の極端に多い学校と少ない学校について、その適正規模化を図るための具体的な提案がなされました。なかでも児童数が1000人を超える府中第一小学校についても、隣接する小学校である府中三小、本宿小との学区域変更により、児童数の規模を適正化する案が、方向性として示されましたので、以下、教育委員会の答申案について、掲載します。
★府中九小との学区域変更も望ましいが、同学区内に大規模マンション建設の可能性あり
府中第一小は同学区域内のグループの新町小と隣接しているため、一小学区の一部地域を府中九小、新町小の通学区域に変更することが考えられますが、九小学区には大規模な開発予定地があります。この土地に子育て世帯向けマンションが建設された場合、九小の児童数が増加し、一小の児童を九小で受け入れることが困難となる可能性があります。また一小学区と新町小の間には大学があり、大学を迂回して通学する場合、直線距離に比して通学距離が長くなる可能性があります。そのため、グループ内で通学区域の見直しを行うことは難しいと考えられます。
★府中三小は新築校になり、好意的な児童、保護者も多いのではないか
次にグループ外の学校を含めた通学区域の見直しの実施についですが、グループ外で隣接する標準規模校は、府中三小と本宿小です。三小は一小の学区から、本宿小は一小の学区の西側から、それぞれ半径1キロメートル以内に位置し、通学可能な距離にあります。また、一小の学区との間に通学距離が長くなる要因となる大規模な施設はなく、受け入れ可能な人数にも余裕があります。また特に三小は新築校になるため、新しい学校に通学できることを好意的に考える児童、保護者も多いと考えられます。
★九小の学区域内で大幅な児童数の増加が見込まない場合は、九小、新町小との学区域内変更も可能
以上の理由で通学区域の見直しを実施する場合、一小の通学区域の一部を三小、本宿小の通学区域に変更することが望ましいです。また九小の学区の開発の見通しが立ち、九小の児童数が大幅に増加することはないと予測された場合や、大学構内を通学路として使用できる見通しが立った場合は、一小の通学区域の一部を九小や新町小の通学区域に変更することも考えられます。
ただし、通学区域の見直しと同じく、通学の安全確保と地域との合意形成が課題となり、時間をかけて新しい通学路の安全を確認すること、教育上の課題を丁寧に説明し、理解を得る必要があります。なお一小は令和4年度現在で30学級であり、二小と同様に標準規模の学級数に近づけることが望まれます。(以上、府中市学校規模適正化方針より)
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