(府中市第二小学校)府中第二小の児童数(1000名超)の標準規模適正化に向けて・・隣接する府中六小、府中八小との学区域変更案の考えかたについて
府中市議会議員(保守系無所属)の ゆうきりょう です。先日の府中市議会、学校施設老朽化対策特別委員会では、児童生徒数の極端に多い学校と少ない学校について、その適正規模化を図るための具体的な提案がなされました。なかでも児童数が1000人を超える府中第二小学校については、府中六小、府中八小との学区域変更により、児童数の規模を適正化する案が、方向性として示されましたので、以下、教育委員会の答申案について、掲載します。
★府中六小と府中八小は学校改築実施校で、受け入れ態勢が可能
府中第二小(以下、二小)は、現状の学区域のグループ以外で隣接している標準規模校は府中六小と府中八小です。六小は二小学区の北側から、八小は二小学区の南側から、それぞれ半径1キロメートル以内に位置し、通学可能な距離にあります。また二小学区と六小、八小の間には通学距離が長くなる要因となるような施設などがありません。また六小と八小は校舎改築を実施した学校で、受け入れ可能な人数の余裕があり、また新しい学校であることを好意的に考える児童、保護者も多いと考えられます。
★通学区域の変更により児童の通学安全を最優先、移行猶予期間を設けることも必要
ただし通学区域の変更は安全性への配慮を前提として実施すべきで、また学校は地域に強く根ざしており、地域の方が熱い思いで学校の教育を見て支えています。そこで通学区域の見直しにともない、通学の安全確保と地域の理解を得ることも大切です。通学の安全確保にむけて、例えばある程度の移行期間、猶予期間を設けて、新しい通学路の安全を確認しつつ、既存施設を有効的に活用することも大切な要素ととらえ、通学区域を変更することが望ましいと考えます。
★段階的に学区域の変更へ向けて実施する考え
地域との合意形成については、地域のコミュニティを壊してまで通学区域を変更するのかという意見がでてくることが予想されます。子どもの安全とより良い教育環境を確保するための通学区域の見直しを理解してもらえる説明が必要となります。なお二小は令和4年時点で32学級あり、標準規模にするには8学級分の児童の通学区域の変更をすることが必要となります。一度にそれだけの人数の通学区域の変更をすることは現実的でないことから、まず検討を開始する基準である31学級を下回るように実施することが考えられます。(以上、「府中市立学校の適正規模、適正配置の実施に向けた方向性について」より)
~府中第二小学校については、私も7年ほど前に市議会の一般質問で取り上げ、当時も児童数が1000人を超えることから、校舎、教室が手狭の状況になっていることを指摘、校舎増改築などを質疑、提案したことがありました。当時の教育委員会の担当者は、学区域の変更という考え方には否定的であったのですが、今回の答申案では二小のグループ外の小学校との区域変更という考えが示され、私もベターな提案であると思っています。またこの問題については今後もブログでお知らせしていきます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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