(府中市長選挙 1月21日告示、28日投開票)府中市長選挙 高野律雄 市長候補(現職)を支持します(その2)・・都市間競争に勝つ府中の街づくり策を
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
今日(1月21日)告示、1月28日投開票で府中市長選挙が行われます。立候補が予定されているのは、現職の高野律雄市長候補、無所属の甲田直己候補の二人です。私は自身が所属する会派「自由クラブ」の議員ともに、高野律雄市長候補を支持しています。(その2)
★府中駅周辺、中心市街地活性化をどうするか・・高野市長候補の手腕に期待したい
府中市は中心市街地活性化法に基づき、中心市街地活性化計画を策定、国の認定をうけて計画を実施しました。同法については2006年の法改正以降、複数の目標を掲げて5年前後で成果を出すよう求められ、国の認定を受けると、駅周辺や商店街の施設整備などに国の補助金が出る仕組みとなっています。
府中市の場合も、2019年9月に伊勢丹が撤退、代わりにミッテンがオープンしましたが、その矢先(20年4月~)に新型コロナ感染拡大という予期せぬ事態をうけ、地域経済の自粛という事態が続きました。またこのころですが、府中駅周辺にあった野村証券は調布に、大和証券も多摩市に移転するなど証券会社も撤退。府中の中心鉄道である京王電鉄は、小田急電鉄との間で、新宿駅と橋下駅間の旅客輸送数の奪い合いをし烈化し、府中駅から京王八王子駅方面は経営戦略上、二の次になっていると言われています。
こうした環境下で実施された中心市街地活性化計画ですが、府中市は政府から認定をうけ、財政的支援をえた「中心市街地活性化計画」を平成28年4月からスタートし、令和4年3月末をもって終了しました。(市はその後、中心市街地活性化プランを作成)
★事業者、消費者、市民の目線による街づくり政策を期待したい
府中市では1982年に計画がスタートした府中駅再開発事業計画について、2017年の「ル・シーニュ」の完成をもって、その再開発事業が完了しましたが、以前、市民の方から以下のような要望をうけ、市に回答を求めたことがあります。
●要望① 府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」のテナントの家賃が高く、どこでも同じようなナショナルチェーンの店しか出店できず、個人の創意ある出店の機会が封じられています。仕方なくナショナルチェーンで消費した時の利益は、府中市外の本社にもっていかれてしまいます。これでは地元経済発展のサイクルが回りません。
●府中市の回答 ⇒ 府中市では空き店舗等対策家賃補助事業として、市内の空き店舗を活用し、新たに開業する事業者に対して、家賃を一部補助する事業を実施しています。府中らしさやオリジナリティのある個人店舗等が出店しやすいように、制度のより一層の周知をしていきます。
●要望② ケヤキ並木の駐輪場「ちょこりんスポット」がなくなり、高齢者には極めて買い物のしにく場所となりました。バリアフリーの流れのなかで、高低差などバリアのない駐輪場の復活を求めたいです。
他にも「旧伊勢丹(現在のミッテン)と『くるる』の間を通る道路を相互通行にしたことでこの事も関係して、交通広場新設で動線を無視してペデストリアンデッキ主体に設定し、横断歩道を廃止したことは誤り」「このことで府中駅東側への人の流れが悪くなった」のは事実上と思われます。確かに府中駅東側にあった店舗の閉店をはじめ、「くるる」にあった店舗も閉店が目立ちます。府中市による府中駅周辺の街のにぎわいについて、事業者や消費者、住民のニーズからはずれた街づくり政策となっていないのではないか、と考えます。
★「すみやすい街」という評価に満足せず、都市間競争には危機感をもつべき
府中市は「市民にとって住みやすい街」として高い評価を得ていますが、府中駅を中心とする近隣都市の「都市間競争」という点では、近隣他市と比較して劣勢なのが現状ではないでしょうか。劣勢を取り戻すためにも府中駅周辺の街づくりの活性化策を、成功させなければなりません。民間の知恵と活力を生かし、また駅利用者、消費者のニーズに合致した街づくりをしなければ、府中の繁栄はありません。こうした府中駅周辺の中心市街地活性化のあり方についても、高野市長候補の手腕に期待したいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)
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