12 1月

(府中市)府中市内の公共施設9ヶ所の井戸における、地下水のPFAS、PFOA調査の結果について・・国の基準値を超える検出量はなし

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

横田基地周辺などで検出されている、有機フッ素化合物、PFAS、PFOAについてその基準値を超える量の検出が心配されています。府中市内においても市民のなかから心配する声が多数あります。

府中市でも議会でこの問題について取り上げる議員さんが複数いるなかで、12月議会一般質問において、自由クラブの山本真実議員が市内の井戸水におけるPFAS調査の実施を求めたところ、高野市長からの答弁で「実施する」との答弁がありました。この市長答弁に基づいて、府中市では市内9つのある公共施設の井戸水について調査した結果を、市のHPで以下のように掲載していますので、お知らせします。

★国の基準を超えるPFASは検出されず

府中市が管理する公共施設には9か所の井戸があります。
これらの井戸は、いずれも飲用に使用しているものではありませんが、有機フッ素化合物が近年問題となっていることもあり、このたび基本的な検査項目と併せて、府中市独自で有機フッ素化合物の水質分析調査を実施しましたので、その結果を公表するものです。なお、有機フッ素化合物については、国が示している暫定目標値(PFOS及びPFOAの合計で50ng/l以下)を超えるものはありませんでした。

記1:国が示すPFOS及びPFOAの暫定目標値は、PFOS及びPFOAの合計値で50ng/l以下です。
注記2:PFHxSは基準値が示されておりませんので参考です。

結果一覧 ⇒ ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。基本的な検査項目を含む検査結果一覧 (PDF:255KB)

~この井戸水について、もし震災などの際、飲料などにも使用される可能性がないとは言えないので、今回の調査と結果について、市の対応を評価したいと思います。今後ともこの問題について、注視していきたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

★府中市内におけるPFAS問題に関する件について(市政通信24年1月号より掲載)

12月の府中市議会一般質問で、山本真実議員(自由クラブ所属、参政党)が府中市のPFAS対策について質疑をされ、そのなかで高野市長は「府中市内の公共の井戸、9ヶ所についてPFASの水質調査を行う」と答弁しました。また答弁では「府中市ではこれまで災害時においても、井戸水を使用しなかったために調査をする考えはなかった」としながら、「今後は使用する可能性もある」とし、今回のPFASの水質調査を実施する方針となったとのことです。

★東京都は府中市内8ヶ所の水源井戸について、PFASの影響を理由とし今も取水停止中

以前、住民の血液検査を実施している市民団体が28市町村に住む551人分の検査結果を公表した際、「井戸の取水を停止した浄水施設がある国分寺や立川など7市の住民で血中のPFAS濃度が高い傾向にあり、専門家は『飲み水に使ってきた水道水が主な原因』とみている」との新聞報道があり、当時の調査で最もPFAS、PFOSの数値が高かったのが国分寺市の住民で、平均値より約3.4倍高かったとあります。ちなみにPFASの影響で取水停止中の浄水施設の井戸数は、府中市には8ヶ所(武蔵台浄水所の水源井戸5ヶ所、若松給水所の水源井戸3ヶ所)あり、東京都は今も取水を停止しています。

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などご意見、ご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

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