(府中市長選挙)府中市長選挙の争点の1つに、地震など災害時における緊急対応策の拡充を求めたい
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。1月21日告示、28日投開票予定の府中市長選挙ですが、高野市長(現職)と甲田直己予定候補の選挙戦となる見込みですが、両氏ともに災害時における緊急対策の政策が、若干希薄のように感じています。今回の能登半島地震を受けて、あらためて府中市として災害時における緊急対応策について、公約を強化するべきと考えます。
以前私は市議会一般質問で、府中市の学校給食センター(朝日町)に防災拠点機能としての活用を求めたことがあります。この施策については福生市でも実施しており、各地でも少しずつ広がっています。ぜひこの市長選挙の機会に、あらためて提起したいと思います。
朝日町にある大規模学校給食センターの機能について、防災機能を備えたものにするべきという市民の方からのご意見があります。私もこの点で22年6月議会の一般質問で取り上げていますので、以下紹介させていただきます。
★ゆうきりょう質問1・・災害、水害時における府中市学校給食センターの防災拠点機能を求めたいが市の考えは。
●府中市の答弁⇒ 災害、水害時における給食センターの防災拠点機能についての市の考えでございますが、災害により、給食センターのライフラインが停止する事態になると、調理を行うことは不可能であること。また、施設の性質上、衛生面の徹底に努める必要があることから、不特定多数の市民を受け入れる避難場所として位置づけるのは困難である。
★ゆうきりょう質問2・・22年3月24日付朝日新聞によると、各地の自治体の給食センターを防災や、災害時における被災者支援の拠点として活用する動きが広がっていることを伝えている。具体的には炊き出し機能や一時退避できる機能を備えるなどの取り組みです。そこで提案したいが、学校給食センターで給食調理を委託している企業との間で、災害時における被災者への炊き出しなど、食事の提供について協力いただける協定の締結について、検討することはできないか。また給食センターに食糧費の備蓄倉庫を設置し、お米、水、アルファ米などの非常食を備えるなどのことを検討できないか。
●府中市の答弁⇒ 災害時における被災者への炊き出しなどについては、委託している給食調理業者から災害発生時の支援についての提案を受けており、現在、協力体制の構築について協議を進めている。また、先ほどの答弁にもありましたとおり、給食センターは避難場所として位置づけることが困難であることから、備蓄倉庫の設置場所には適していないと考えます。
★ゆうきりょうから、府中市への要望意見・・委託給食調理業者から災害発生時の支援について現在、協力体制の構築について協議を進めているとのことで、ぜひ今後の具体化について期待している。今後具体化されたら、ぜひ報告を議会、市民への周知のほどもお願いしたい。
また朝日新聞の報道によると、2016年4月の熊本地震をうけて、熊本県の益城町(ましきまち)では、給食センターに防災拠点機能を備えたものにする方針を示し、19年4月から新給食センターを開設。新センターはオール電化のもと、自家発電装置、消防団の詰め所としての研修室やシャワー、炊き出しもできる調理室、保冷庫には3トンのお米をはじめアルファ米、水、野外で使える移動式炊飯釜なども備蓄し、災害時の緊急時に備えているとのこと。
★福生市の学校給食センターも防災機能を有しているので検討をお願いしたい
多摩地域でも福生市の学校給食センターも防災機能を有している。福生の給食センターのHPによると「災害時には前記のように避難所機能・備蓄機能・応急給食機能を稼働する」とある。府中市の給食センターは全国一の22000食を作れる大規模給食センターでもある。このセンターを市民の命を守るために、防災拠点機能を有することは、大いに意義あるはず。ぜひ、前向きな検討を願いたい。(府中市議 ゆうきりょう)
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