(府中市)小中学校、児童生徒の不登校予防対策で、不登校ゼロ校をめざす埼玉県、戸田市教育委員会の取り組み
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
★ほめること、肯定的な言葉をかけることで、子どもたちの問題行動が減少へ
日本教育新聞(12月4日付)に埼玉県、戸田市の喜沢小学校が不登校児童ゼロをを維持する取り組みを紹介しています。記事によると、予防の取り組みとして「子どもの問題行動に対して、罰を与えたり、叱ったりするのではなく、『適切な行動を増やす』という観点から、ポジティブな行動支援をすべての子どもへ組織的に行う活動」という方針とのことです。「スクールワイドPBS」という取り組みだそうで、「現在できていること、努力していることを認め、肯定的な言葉をかける」とし、たとえば「あいさつを大きな声でいえた」など人によって「当たり前」のことを声にだしてほめていく取り組みとのことです。
こうしたことの積み重ねが「結果として問題行動が減少するという理論」で、同校の教頭先生は「かっては、規律や集団を優先するあまり声を荒げる先生もいたが、今は皆無。その結果、子どもが素の自分をだし、自分たちで学校をつくろうと変わってきた」「授業は騒々しいが、学びへの集中があれいい」としています。
★暖かい言葉、笑顔の授業、先生が寄り添ってくれる学校環境
また戸田市教育委員会では、不登校を支援する教室「ぱれっとルーム」を市内3校に設置、スクールサポーターの方は週4日勤務し、生活上の相談ごとはじめ、学習支援も受けらえる環境で、子どもたちの安心感につながっていることを伝えています。サポーターの教諭の方は「子どもたちが、大人は褒めてくれる存在だと信頼してくれます」と、日常からの身近な相談相手として信頼を得ていることを語っています。
身近な先生が暖かい言葉をかけてくれ、笑顔で授業を教えてくれるなど寄り添ってくれる学校の環境を、子どもたちが求めていることに、機敏に細かく対応している戸田市の教育委員会の対策は、学ぶ点が多数あるのではないでしょうか。
全国の不登校児童数が過去最多の29万人を超える事態となっていますが、そんななかでも不登校児童ゼロをめざす取り組みに、今後も注目し、市議会においても随時、不登校児童生徒の学びの場、居場所の確保を求めていきたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)
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