21 12月

(府中市)学校図書館 進まない図書の代謝 背景に人手不足、教員多忙化・・全国調査(読売新聞)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞に昨年1年間で、学校図書館の本を1冊も廃棄しなかった学校の割合が、小学校13.9%、中学校22.3%、高校37.3%になっているとのことが、全国学校図書館協議会の調査でわかったとのことです。

★予算を措置したが、学校図書館業務に労力がまわらない・・人手不足、業務多忙化が背景

記事によるとこの調査は同協議会が全国591校の小中高から回答を得たとあり、政府は昨年から「第6次図書館整備等5ヶ年計画」をスタート、古い本を廃棄し更新する予算を25億円増の800億円を地方交付税交付金で自治体に財政措置をしているそうです。また本を処分するための基準の策定も求めているそうです。

今回の調査によると「図書を廃棄しない理由では『廃棄したがい時間と人手がない』『廃棄すると蔵書が不足』との回答がかなりの割合を占めているとのことです。また「成文化した廃棄基準がない小中校は50%を超えており、「教員の多忙化と学校図書が十分に配置されていない影響で、廃棄やその基準作りが進んでいない実態が浮かびあがった」と分析しています。

★古い本では子どもたちの意欲がそがれる

また「昨年度1校あたりの図書購入費の平均は、小学校で46万円強、中学校で65万円強、高校で76万円強」「国の財政措置にもかかわらず、小学校は直近10年で最低となり、中高も横ばい状態」とのことです。記事のなかで図書館協議会の方は「図書購入費が増えない背景について、『学校現場が本の廃棄を進められないため、新しい本が必要という声をあげられないことも一因』『古い本が並ぶ図書館は、子どもにとって魅力がなく、必要な新しい知識が得られない可能性がある』と語っている」とあります。

この記事を見て、だいたい学校現場の様子が想像できます。人手不足、教員の業務多忙化により学校図書館にまで目が行き届かない状況であることが想像できます。こうした背景が子どもたちの学力不足などの悪循環をあたえています。予算を措置しても、業務をこなすのは人であり教員ですから、今すぐ打開策はないようです。大変残念な事態です。この課題について、ぜひ3月の府中市議会の予算委員会で質疑などしたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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