(府中市)府中市内の小中学校図書館にも新聞による学びの提供を・・「確かな情報」に触れる機会を子どもたちに 葛飾区内小中学校で実施へ
府中市議会議員(無所属 会派 自由クラブ)の ゆうきりょう です。
今朝の東京新聞に都内の葛飾区が区内すべての小中学校の図書館に複数の新聞が置かれることになった件でのコラム記事があります。
★区議会で複数の議員が学校図書館に新聞配置を要望
記事によると区の教育委員会に対して、区議会で複数の議員さんが学校教育での「確かな情報」の価値に触れる機会をつくるために、要望をされていたとのことです。また記事では「議事録を検索すると『主権者として必要な資質、能力を身につけるうえで新聞を教材とした複数紙配備が必要』『早い段階から社会への関心を持つことが必要。みずから考える力の育成に新聞の積極的な活用を』『ぜひ区独自で予算をとっていただきたい』」との質疑があったそうです。
私も以前から、学校教育の現場において新聞の活用をするべきではないかと問題意識をもってきました。小中学生には大手新聞社が「小学生新聞」「中高生新聞」なども発行しており、幼少期から社会や政治、経済の問題の関心に触れる機会があることで、自身の頭で社会との関係を考える機会になるのではないかと思っていました。そこで私の過去のブログで葛飾区の小中学校で新聞活用を行う件で触れていましたので、以下再掲載します。
★葛飾区が区内小中学校に新聞を配備へ
先日の朝日新聞多摩版に今年度から葛飾区が全小中学校の図書館に新聞を配備することにともない、教育現場での新聞活用法について、小中学校の司書向けの研修会を開催したとの記事があります。記事では、朝日新聞事務局の方が講演し、紙面のレイアウトの意味、SDGS達成に向けた社会の取り組みなどに関する新聞の読み方などを解説されたそうです。
記事にもありますが、「文科省は昨年1月に発表した『学校図書館図書整備等5ヶ年計画』に、新聞の複数紙配備が盛り込まれたが、学校での新聞購読はこれまで各校が個別契約し、夏休み中の配達停止などの事務作業が学校側の負担だった」とし、「葛飾区では区教育が全校分を一括契約し、区内74小中学校への配置を決めた」とあり、都内でも初の試みとのことです。
★文科省の同計画の方針では下記のように記載しています
①学校図書館図書の整備
社会の変化や学問の進展を踏まえた児童生徒にとって正しい情報に触れる環境の整備の観点から、学校図書館図書標準※の達成のための新たな図書の整備に加え、計画的な図書の更新を図る。
※義務教育学校においては小学校及び中学校の図書標準を、中等教育学校(前期)においては中学校の図書標準をそれぞれ参考とすること。
②学校図書館への新聞配備
平成27年6月の公職選挙法等の改正による選挙権年齢の18歳以上への引下げや令和4年度からの民法に規定する成年年齢の18歳への引下げに伴い、児童生徒が主体的に主権者として必要な資質・能力を身につけることが一層重要になっており、発達段階や地域の実情に応じた、学校図書館への新聞の複数紙配備(公立小学校等:1校あたり2紙、公立中学校等:1校あたり3紙、公立高等学校等:1校あたり5紙を目安)を図る。(文科省HPより)
★デジタル社会の状況下でも活字に触れる機会の提供を
私も以前、市長あての予算要望書のなかに、新聞を活用した教育の手法について要望したことがありました。今回は文科省が学校図書館に新聞配備の方針を打ち出したこともあり、「活字離れ」の現代において、子どもたちが新聞に慣れ親しむことは、大変意義があることと思います。
デジタル推進の社会状況ではありますが、同時に活字に親しむことで思考力も養われるのではないでしょうか。ぜひ府中市内の小中学校図書館にも、新聞配備と活用について取り上げたいと思います。
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