府中市と多摩地域のPFAS問題・・「関係自治体には速やかにPFAS漏出について情報提供すべきだった」(浜田防衛大臣)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
府中市はじめ多摩地域の水質に有害な化学物資汚染(PFAS)が、井戸水などから高い濃度が検出されている問題。先日の読売新聞報道によると浜田防衛大臣が記者会見のなかで「防衛省が事態を把握しながら約4年半自治体に伝えていなかったことについて、7月28日の記者会見で『関心の高さを踏まえれば、得られた情報を速やかに関係自治体に提供するべきだった』と述べた」とあります。
★「米軍は日本側との協議に真摯に応じ、調整に協力してもらいたい」(読売社説)
記事では「防衛省は米側から2019年1月に(PFAS)の漏出を認める報告書入手していたが、周辺自治体へ情報を提供したのは今年6月だった。浜田氏は会見で『米軍との調整や防衛省内での十分な情報共有が行われていなかった』と釈明した」としています。
この点について読売新聞社説では「在日米軍の駐留は日米同盟の根幹であり、その運用に地域住民の理解は欠かせない。米軍は日本側との協議に真摯に応じ、調整に協力してもらいたい」という見解は、真っ当なものです。
★国分寺市では独自のPFAS調査を実施
また先日の6月の府中市議会において、奥村さち子議員(生活者ネットワーク所属)がPFAS問題で質疑に立ち「府中市では、約40年前に地下水から検出された高濃度のトリクロエチレンに対して汚染監視のために10ヶ所程度で継続的に調査をしています。この調査で『水質汚染防止につなげている』という市の答弁だが、PFASの調査については『その後の対策が国や東京都で明確になっていない』という理由で、府中市として(独自の)調査を行う考えはありません」(生活者ネットワーク議会報告NO,180号より)」との考えが、府中市から示されました。
この点では奥村議員の質疑にありましたが、「隣の国分寺市では、市の防災用井戸水24ヶ所でPFASの調査を行っており、今年2月にはそのうち6ヶ所から高濃度の値が検出されたことを公表しています」(生活者ネットワーク議会報告NO,180号より)とあります。
府中市においても、都や国に対して情報開示と提供を強く求めるとともに、国分寺市のような対策を早急に求めたいと思います。
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