(府中市)府中市の放課後児童クラブの待機児童の解消を・・こども家庭庁と文科省が学童待機1万6800人解消方針(朝日新聞)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
今朝(7月29日)の朝日新聞に、こども家庭庁と文科省が連携して全国の放課後児童クラブ(学童クラブ)の待機児童数1万6800人の解消にむけ連携加速との記事があります。
★都市部での待機児童数が増加
記事では「全国の学童保育の待機児童は、1万6825人(5月1日現在)と高止まり、こども家庭庁と文科省が連携することで学校施設の活用を促進し、受け皿整備を加速させたい」としています。記事によると放課後児童クラブの待機児童数は2015年に約17000人まで増えたとあり、なかでも都市部で増加したそうです。
★自治体では学童所管の行政部と教育委員会との連携が課題
「国は小学校の空き教室を活用した学童保育を整備」「家庭科などの特別教室を放課後に利用し、待機児童対策に乗りだす自治体もあるが、午後は教室を空けておくといった細やかな対応が求められる」とし「自治体では学童を所管する福祉部局と、教育委員会との連携強化が課題になっていた」と記事にあります。
またこども家庭庁と文科省の2省庁は来月中にも連名で、効果的な教室の活用方法を例示するなどした通知を発出する予定とし、年末にむけてさらなる対応策をまとめるとしています。(朝日新聞記事より抜粋)
★学童クラブの受け皿不足については、学校施設の活用も検討を(府中市長あて予算要望と回答から)
●市への要望⇒小学4年生以降は学童保育が利用しにくい状況となっています。低学年優先となり定員に達している学童が多い状況で、4年生以降の登録が厳しいのが実態です。4年生以降も、どの地域の学童クラブでも利用できる体制づくりをお願いします。
●市の回答⇒学校敷地内または隣接地での建設地の確保が困難な状況となっているため、学校から離れた場所でも適地があれば新規増設を検討しています。また市では入会要件を満たす小学1~3年生および、障害のある児童のすべてを受け入れており、4年生以上の児童は定員の空き状況に応じて受け入れをしています。今後は学校施設建て替えの機会をとらえ、施設の充実に努めるとともに、学校施設などの活用をはじめとするハード面の整備について、引き続き検討していきます。(市の回答より)
現状、学童クラブの待機児童への市の対応については、この答弁にある通りです。府中では小学校4年生以上の児童が、学童クラブへの入室が厳しい状況です。ぜひ今回の2省庁連携による対応について、9月の市議会決算委員会でも質疑をしたいと思います。
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