(府中市)府中市内の高層マンション、大地震が起きたら在宅避難を・・東京都が高層マンションの避難計画を修正へ
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
先日の東京新聞一面に東京都が震災時における、高層マンションの避難計画を変更し「高層マンション住民は大規模な地震時もできる限り避難所に行かず、自宅にとどまり身を守ってほしい」という内容に変更するとの記事があります。
★対象は、1981年6月以降の新耐震基準を満すことが最低条件
この記事では「最近の高層マンションは耐震性が高い一方で、エレベーターが動かなくなる恐れもあり、在宅避難が現実的だ」としています。また都によると「対象は1981年6月以降の新耐震基準を満たし、震度6強~7程度の大規模地震でも倒壊しないよう設計されているすべてのマンション」。またタワーマンション(おおむね15階以上)の高層建築物は都内に約3500棟あるそうです。
こうした観点から都はこの5月に地域防災計画を修正、「防災対策が充実するマンションを都が認定する『東京とどまるマンション』のPRを掲げた」としています。しかしながら認定に登録したのは都内のマンション7棟のみ、都はこの普及にむけ認定登録をしたマンションに簡易トイレなどの防災用品購入費を最大66万円補助するそうです。
★専門家もマンション在宅避難を推奨
都の計画では「避難所では物資が不足したり、衛生環境が悪化し、感染症が蔓延する恐れもある。在宅避難を促すのは、避難所の収容に限界があることも理由の1つ」とあり、都は具体策として「エレベーターを動かす非常用電源の設置、防災マニュアル作成、3日分程度の水、食料の備蓄などを提案」するとしています。「避難所は収容能力が足りない場合もあるが、自宅マンションなら生活スペースも確保できる、耐震基準を満たしていれば、倒壊の危険も少なく、在宅避難を考え、水、食料、簡易トイレなど最低3日分、一週間分を用意するとよい」(地域防災協会の理事の方)と指摘しています。
※マンション在宅避難のポイント(東京新聞7月14日付)
①耐震診断や改修で、耐震基準への適合を確認、②エレベーターを動かす非常電源の設置、③防災マニュアルの作成、④年1回以上の防災訓練の実施、⑤3日分程度の水、食料の備蓄、⑥簡易トイレ、給水タンクなどの確保、⑦災害時の連絡体制の整備
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