(府中市)府中市内でもAEDの使用率を増やすために、市民に活用の周知徹底を‥全国で進まないAEDの使用率
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
先日の東京新聞で心配停止して人の命を救うAED(自動体外式除細動器)の設置が各地で進む一方で、その使用率が進まないことを報じています。記事では「AEDの設置場所を知らない人が多く、普及に取り組む団体は最寄りのAEDが表示されるアプリの活用などで倍増をめざす」とあります。
★進む学校での普及設置と活用普及、実際に教員を救った実例も
記事では学校現場ではAEDの設置と普及が浸透し、学校内で生徒たちにその活用方法について周知していること、全国のほとんどの小中校にAEDが設置されているとしてます。また実際に神奈川県鎌倉市の中学校では、体育館で倒れた教員に生徒がAEDを使用し、一命をとりとめたなどの体験も載せられています。
記事には「中学と高校では学習指導要領に心肺蘇生法の実習が盛り込まれ、生徒は使い方を学ぶ。『もし知識がなかったら、きっと立ち尽くしていただけだと思う』」という声があります。
★AEDの設置は進むが使用率が伸びないのなぜか
記事によるとAEDは04年に一般での使用が認められて以降、販売台数は右肩上がりで伸長、現在は67万台が各地に設置されているそうです。ただし使用率が伸び悩み、総務省によると「21年前に人前で心停止になった2万6500人のうち、市民が使ったケースは4.1%だった」とし、「日本AED財団」はその理由について「現場に居合わせた人がAEDの設置場所を知らないケースが多い」と分析されているそうです。
★AEDの活用をできるか、できないかは人の命の生存にかかわる
記事では「心停止すると1分たつごとに約10%ずつ助かる確率が低くなる」とし、「AEDの電気ショックを加えた場合の1ヶ月後の生存率は49.3%、心臓マッサージの約4倍」との統計があるそうです。
私もこのAEDの使用については以前、議会で質疑をしたことがり、なかでも市内のコンビニ店舗への設置と活用を提案したことがあります。市の答弁は概ね肯定しながらも、「コンビニ店員が使用することをためらうので難しい」という主旨の答弁だったと記憶しています。また私も近年のこの問題で市長あての予算要望に加えたことがあります。
●市への要望→市内のコンビニ、包括連携協定を締結いているセブンイレブンの店舗には、AEDを設置をしてください。
★市の回答⇒AEDの設置は各事業所になることから、市から個別に設置要請することは難しいですが、AED設置の必要性についての周知、啓発などは関係部署と連携して検討します。
ぜひ、この記事を参考に今後も市に対しててAEDの使用普及をぜひ要望したいと思います。
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