府中市の水害、災害時の対応について市民からの要望と市の回答(令和5年度府中市長あての要望と回答)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
市民の方々からの要望で多いものの1つに、水害災害時の避難などに関するものがあります。そこで令和5年度に府中市長あてに提出した予算要望書の中から、要望と市の回答について掲載させていただきます。
★要望1 災害時のマンホールトイレについて、計画的に増やして市民向けに周知してください。
●市の回答⇒学校改築にともない、関係部署とマンホールトイレについて協議を行っています。他市における過去の災害からトイレ不足が指摘されているので、より多くのトイレが設置できるよう、今後も協議します。
★要望2 住民に対して避難情報を伝えるために、防災行政無線の個別受信機を国の補助を活用して普及してください。
●市の回答⇒防災行政無線に関して国の補助はなく、地方債のみとなりますが、府中市においては地方交付税不交付団体であるため、活用の必要性が低いものと考えています。戸別受信機の活用について個々に整備することは有効でありますが、検討すべき課題が多数あると考えますので、他市の取り組みを研究し、新たな情報伝達方法について検討します。
★要望3 台風による水害時において、市は都との間で協定を結び、市内の都営住宅の空き部屋を水害時の避難場所として活用することを検討してください。
●市の回答⇒ 垂直避難は孤立するリスクがあり、必ずしも安全が確保できる避難方法でないことから、水平避難を推奨しています。
★要望4 近隣では狛江市が社協との間で災害ボランティアの募集をしていますが、同協議会ではHPで災害ボランティア受付の案内をしています。ぜひ府中市でも災害ボランティア確保の施策を検討してください。
●市の回答⇒府中市では令和2年度から府中市の社協において、災害ボランティア講座や、災害ボランティアセンター設置運営訓練、防災街歩きなどによる災害ボランティアの育成に取り組んでいます。また令和4年から6年度までに作成する災害対応業務マニュアルにおいても、社協をはじめとする関係機関や関係課と協議、検討しています。引き続き社協と連携して取り組んでいきます。
★要望5 多摩川から下のハケシタ、押立町に住む方から水害時の避難場所について、現在は4小を指定されていますが、遠いという要望があります。ぜひ自動車での避難を認めていただき、自動車での車返し団地への避難も認めてください。
●市の回答⇒ 令和2年度に避難所運営について見直しを行い、自動車避難が可能な避難場所を指定し、近隣住民の方を乗せて避難ができるような地域連携が図られるよう、共助の重要性も今後啓発していきます。なお浸水想定地域内における避難は、命を守るための最後の手段だることを、出前講座や防災情報雑誌などでお知らせしています。
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