府中市役所も将来は「分散型市役所」をめざしてはどうか・・住民へさらなるサービス向上を、職員にも多様な働き方を(長野県松本市役所の試み)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
府中市役所の新庁舎の「おもや」の建物が今年の5月完成、8月からの業務開始予定ですが、私は将来的に市役所本庁舎の来場されなくても、行政サービスが受けられる仕組みを備えるべきと考えています。
★本庁舎に足を運ばずに、市民からは利便性の高い場所やオンラインの手続きで提供することが求められる
そこで参考になるのが、長野県松本市の試みです。同市のパンフレットによると、「分散型市役所」の姿として、「これから未来に向けた行政サービスは、できるだけ本庁舎に足を運ばずに、利便性の高い場所やオンラインの手続きで提供することが求められます」とし、「それを可能にするのが急速なDX,デジタル化の進展です」「これまで非効率とされてきた『分散』が非効率でなくなり、効率的な手段に変わっていくと考えます」との概念を打ち出しています。
★「職員はより地域へ」「庁舎に捉われない多様な働きかた」を推奨
また松本市では、本庁以外に市内に2ヶ所の拠点となる庁舎を軸に、市内各所にある地域づくりセンター、情報端末の3層構造で、きめ細やかな質の高い行政サービスを提供するとのことです。ちなみに「丸の内」庁舎という箇所には「総合的な市政運営の機能を」、南松本という庁舎には「子育て、教育、健康福祉の拠点を」、松本駅前には申請と手続き、交流の起点という位置づけと役割を決めています。
そして職員に対しては「職員はより地域へ」「庁舎に捉われない多様な働きかた」を奨励するなど、まさに革新的な方針と取り組みをめざしています。職員がより地域にでていくこと、庁舎内に捉われない多様な働き方をすすめることは、まさに時代の流れに沿っている感じます。私は常々、職員こそ地域にでて住民と触れ合う機会が必要だと、感じています。さらに府中市には13の地域文化センターもあり、松本市のような方針は大いに参考になるのではないでしょうか。
その意味で松本市のモデルをすべて「真似を」とは言いませんが、今後は急速にIT産業、AI人口知能,DX産業、またマイナンバーも普及し、自宅にいながら行政サービスの申請ができる社会になります。こうした将来展望をもった市役所のあり方を、府中市も検討する時期ではないでしょうか。ぜひ一度取り上げたいと考えています。
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