府中市議会で不登校特例校の開設予定にあたり、一般質問で要望提案しました②(令和5年第1回定例会一般質問)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。
私は令和5年府中市議会第1回定例会の一般質問で、不登校児童生徒に関して、保護者の方のお声をうけて質疑で要望提案しました。2回目の掲載です。以下数回にわけてブログでお知らせします。
★「けやき教室」にも通えない児童も参加できるよう、オンライン配信の授業を求めたい
「けやき教室」の授業の参加に関して、同教室に通うことができない児童でも参加できるように、オンライン授業や配信授業の環境整備を求めました。不登校児童生徒が、幼少期においてひとのコミュニケーション能力を養える場が、絶対に必要です。あまり堅く考えないで、子どもたちがいつでも自由に意思表示できる場を、何か設定できないものか、全国の事例も研究して、ぜひ府中市に要望提案しました。
1回目の市の答弁で「けやき教室の指導でのオンライン配信は、その性質上、適正でない」という内容でした。一方で不登校児童のお子さんをもつ保護者の方から、現実問題として「けやき教室」にも通えないお子さんもいるという、お声をいただきました。保護者の方からのお声のなかで、学校からは「不登校」の定義に自分の子供が当てはまっても、「けやき教室」のような場がある事は教えてくれません。親が調べなければたどり着きません』。
★インターネット上に学校を模した仮想空間での学校登校もできるようにして、コミュニケーション能力を養う場を
フリースクールは民間だから費用が高いので、「けやき教室」のような場所を増やしてほしいし、不登校でも参加出来るよう、オンライン授業や、配信授業の環境も作ってほしいという願いです。そこで提案ですが、都の教育委員会が不登校や日本語が不自由な外国人の子どもらの学習とコミュニケーションの場として、インターネット上に学校を模した仮想空間を設置したシステムを開発、新宿区が今月から実施すると、先日新聞報道で知りました。
この記事によると、「仮想空間の学校に、『登校』する仕組みで、例えば不登校の子どもらには『学習フロア』『共用フロア』の2つの仮想空間が用意され」「学習フロアには、机やホワイトボードがおかれた『教室』や、オンライン上にいる人たちがビデオ会議ツールやチヤットを通して対話できる交流スペースなどがある」。このシステムは都教委が民間事業者と連携し開発したそうで、「より多くの自治体に導入してもらいた」(担当者)。
★仮想空間による学校参加は、新宿区が実施、府中市でも実施を求めたい
すでに新宿区が昨年12月から今年の3月末までの事業期間で職員らが試験運用をスタート、1月16日から子どもらにログインしてもらう予定とあります。記事では同区が仮想空間に「招待」するのは、区の教育委員会が所管する「教育センター」に登録されている不登校の児童生徒が対象。「教育センターに登録されているものの、心理的は負担や教室への距離が遠いなどの問題で、センターにも通うことができない子どもらのために、『子供たちとつながる手段の1つに、オンラインの活用も考えていた』(センター担当)とのことです。新宿区ではこの4月から本格的に参加予定とのことです。ぜひ今回の新宿区の取り組みをぜひ府中市でも検討できないものかどうか、提案したいと思います。
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