府中市でもボランティアを発掘するために、「地域ポイント」制の導入で、実利を享受してもらう試みをしてはどうか・・三鷹市がボランティアにメリットが得られる仕組みを導入へ
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨年末12月28日付の朝日新聞多摩版に「三鷹市が地域ボランティア発掘のために、ポイント制を導入」との記事がありました。
★ボランティア参加で得られるポイントで記念品などと交換
この記事によると三鷹市では、これまで地域活動を支えたボランティアの担い手不足が顕在化してきたこともあり、導入したとのことです。中身については、「市が指定するボランティア活動やイベントに参加すると、『みたか地域ポイント』がもらえる。目安は5時間以上の活動で500ポイント、それ未満では300ポイント、イベントなどへの参加は1回100ポイント」ととして、今年度については環境保全や健康増進に関する活動やイベントへの参加も付与対象となるそうです。
ポイントがつくメリットについては「ポイントは専用アプリかスタンプカードでためる。記念品と交換したり、一部公共施設の利用料として1ポイント1円で使える。利用者どうしのポイント交換もいずれできるようになる」とのことです。
★ボランティア参加ポイント制を今後は、地域経済活性化のために地域通貨導入へつなげる
現状は23年度までは試行段階で、その後の本格導入後は市内の店で使える地域通貨として、経済活性化につなげたいとのことです。記事のなかで同市の河村市長は「高齢化や女性進出を背景に、地域活動を支える層が薄くなっているという危機感がある」と話しています。この記事では「ボランティアに『見返り』を設けることへの抵抗感にも配慮しながら、新たな担い手の発掘を模索する」とあります。
★府中市でも検討をしてはどうか、人は理念だけでも動かないのでは・・・
この三鷹市の試みは大変興味深いのものです。府中市においても高野市長が就任後、「市民協働」の理念のもと地域活動への積極的参加の奨励で、府中市を官民で共に支えようという姿勢が強くなりました。私はそれはそれで賛成なのですが、住民の高齢化などの課題があり、崇高な理念だけでは人が動かない現実もあります。今回の三鷹市のポイント制度は、今後このポイントを利用して、地域経済の活性化、地域通貨の導入という大変興味深い試みへと展望している点です。ぜひ府中市においてもこうした試みを検討できないかどうか、議会でも質疑をしたいと思います。
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