府中市教育委員会が家庭に貸し出しをしている、モバイルルーターの貸し出し状況は・・全国の自治体では「貸し出しゼロ」が6割に
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の朝日新聞で、インターネットの環境が整っていない家庭のために自治体が国の補助金を活用し、購入している「モバイルルーター」について、会計検査院が検査したところ、6割以上が一度も貸し出しをしないことが判明したとあります。
★20年度に購入された242自治体の計17万8352台のうち、貸出されたのは36%だけ
記事にもありますが、政府は全国の小中学生に1人1台のパソコン、タブレット端末を配備する『GIGAスクール構想』を進めています。「ルーターの配備もこの一環で、自宅に通信環境がない家庭のために自治体が購入し配布する。1台あたり上限1万円などを国が補助している」(朝日記事)。
また記事によると「20年度に購入された242自治体の計17万8352台(補助額約16億円)の21年度末までの使用状況を調査したところ、貸出されたのは36%、残りの11万3315台は一度も貸し出しをされていなかった」「193自治体で貸出率が50%を下回り、31自治体はまったく使用されなかった」とのことです。
この結果をうけ会計検査院は「今後も家庭での貸し出しは期待できないとして、文科省に修学旅行、校庭、体育館などでの活用を検討、周知する」としています。恐らくこの検査院の結果は、府中市でも同様の中身ではないでしょうか。この点について、来年度の予算要望書でも回答を求めたいと思います。
※府中市教育委員会による「各家庭へのモバイルルーター貸し出し」制度の案内について ⇒ モバイルルーター貸出開始
※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp までお気軽にお寄せください。