府中市の情緒発達児童の学校教育、相談体制について改善策を要望したい(市民の方の要望より)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市長あての予算要望について、市民の方から情緒発達障害児教育のあり方について要望をいただきましたので、以下紹介させていただきます。
1,小学校の情緒の固定級を設立してほしい。
府中市内の小学校に情緒の固定級が市内に設けられていないことを大変遺憾に思います。他の市にはあるので、住む場所によって教育格差が生まれています。国も府中市も、固定学級以前にインクルーシブ教育をしていると謳っておられるようですが、そもそも各学校への支援員の数が不足していますし、子どもたちの実態に沿った支援とはかなりほど遠いです。現状では通常級にいる間は何かと対応してもらえますが、そこに行けなくなった子や、はずれた子へのフォローや支援はもっと早急かつ流動的、柔軟に対応していかないとどんどん通常級にはまれない子は取り残されていきます。
2,小学校学校支援員の不足が深刻なので、募集や受け入れ態勢を整えて早急に増員してほしいです。
3,教育センターと子ども家庭支援センターの融合を
現在の市の就学相談と教育相談とそれぞれ別途の相談窓口になっていますが、もっと言うと「子ども家庭支援センター」と「教育センター」との間では、役割が分かれています。利用者側からすると、この役割で窓口が違い、それぞれに内容が違うので、その度に各所との連絡や接触が必要になることは、かなりの負担となっています。なので役割毎に就学相談・教育相談・家庭支援センターと細分化するのではなく、例えば一家庭に一人の専属コーディネーターとカウンセラーという様に付けてもらい、義務教育の開始前から義務教育からその先へ橋渡しが済むまで長期で関わっていけるような態勢をつくっていただけると、利用者の精神的な負担が減ります。(市民の方からのご意見より)
~大変貴重なご意見ありがとうございます。固定学級については、私も一般質問で取り上げました。また6月議会でも情緒発達障害児への教育について、陳情も提出されるなど、保護者の方からの要望が多数寄せられています。インクルーシブ教育の理念は良しとしても、学校現場の実態については、その理念に現場が追いついていないようです(教員不足、知識経験不足など)。引き続き、議会でも取り上げていきたいと考えています。