府中市若松町2丁目地区の地区計画の理念に反したマンション建設に異議あり!(府中市議会9月定例会)その2
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。この9月市議会建設環境委員会では、若松町2丁目の住民の方から提出された、陳情『若松町2丁目地区の地区計画の理念に反した現計画の見直しの指導について求める陳情・・若松町2丁目5番地の40における22戸7畳ワンルームの狭小住宅の計画見直しを求める』について、私はその採択を求めて賛成をいたしました(結果は継続審議が多数)。昨日(9月24日)のブログの続きです。
★周辺に航空自衛隊の基地が存在する地域として、国の防衛上の視点からもふさわしくない
この若松町2丁目には隣に航空自衛隊府中基地が存在し、この基地は宇宙作戦基地もおかれるなど、国の安全保障、国防の観点からも極めて気密性の高い重要な地域でもあります。現在も基地内ではドローンの禁止指定区域でもあり、昨年国会で成立した「土地利用規制法」のもと、若松町2丁目周辺は特別注視区域となる可能性が高い地域でもあります。国の防衛がクローズアップされている今日、今回「計画」されているワンルーム狭小住宅マンションが、不特定多数の方によって国の防衛機密情報の諜報活動などにも利用されない、とは言えません。こうした視点からも今回の「計画」はやめるべきです。
★「投機目的マンションかどうかは、市には事前にはわからない」(市の見解)
府中市はこうした街づくりの地区計画とマンション建設について「建造されるマンションが投機目的かどうかは、市は事前には把握できない」「ただしこれまでも住民からワンルームマンションの住環境の改善に関する要望もだされ、市のまちづくり条例を一部改正して、その面積については一定の規制をした」(議会でのやりとり)という見解です。
★建設するなら府中市に住民票を置く定住者向けマンションの建設を求める
若松町2丁目地域の住環境を守ろうとする住民の方々の熱い意思が、今回の陳情にこめられています。地域にはその地域の歴史、特性、住環境があります。今回のワンルーム狭小住宅マンションは若松町2丁目地区計画の理念に沿うものではありません。建設するのであれば、府中市に住民票をおく方々が居住する定住者向けマンションにするべきと考えます。
※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。
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