府中市若松町2丁目地区の地区計画の理念に反したマンション建設に異議あり!(府中市議会9月定例会)その1
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。この9月市議会建設環境委員会では、若松町2丁目の住民の方から提出された、陳情『若松町2丁目地区の地区計画の理念に反した現計画の見直しの指導について求める陳情・・若松町2丁目5番地の40における22戸7畳ワンルームの狭小住宅の計画見直しを求める』について、私はその採択を求めて賛成をいたしました(結果は継続審議が多数)。
★ワンルーム狭小住宅マンションは、投機目的に使用される可能性もあり、地区計画の理念にふさわしくない
私がこの陳情の採択に賛成した理由として、若松町2丁目地区計画では、隣接する航空自衛隊府中基地の安全性も重視し、不特定多数の方が利用するホテルや旅館を規制していることです。今回建設が「計画」されているワンルーム狭小住宅マンションは、その購入者が住居専用として住むとは限らず、むしろウィークリーマンション、マンスリーマンションとして購入される方が多い物件と言われています。また投機目的に活用されるケースも多々あり、その所有者が複雑になる傾向も指摘されています。こうした性質上、部屋の転売もまれではなく、所有者が誰のものであるのか不明になります。このような点から、現在「計画」されているワンルーム狭小住宅マンションは、極めて高い確率で不特定多数の方が利用する可能性があると、私は判断して陳情に賛成をしました。
★住民参加型の街づくりの成功例として注目された若松町2丁目地区計画
この若松町2丁目地域は地権者の87%、面積の90%を超える住民のみなさんが賛同して策定し、府中市に認めさせた「若松町2丁目地区計画」があります。今回の陳情では「この地区は平成19年頃、ワンルームマンション建築計画を発端に、当地区の無秩序な建築計画を抑制するため、閑静で落ち着きのある住環境を保全し、良好な景観を有する住宅市街地の形成を理念に掲げた」とあります。
当時のマスコミ報道を見ると、「マンション建設などによる日影の影響を小さくする地区計画がつくられ、注目を集めています」、「住民の意見によって法令を上回る厳しい規制が実現」、「府中市の都市整備部計画課は『住民参加型の街づくりの成功例。こうした動きが広がってほしい』と話しています」(2007年当時の読売新聞報道)と、大変注目された地域です。(次回ブログへ続く)
※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。
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