府中市でも犬や猫の多頭飼育崩壊の回避のために、市民と行政、地域が協働して課題解決を
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。先日の読売新聞多摩版に、多頭飼育崩壊に関する記事が掲載されています。「動物の多頭飼育崩壊リスクを減らすには、福祉と動物愛護管理の専門家との連携が欠かせない」とし、「動物の多頭飼育崩壊を引き起こす飼い主は、生活困窮や精神的な問題などを抱えていることが多い」という分析をしています。
★行政の異なる部局が連携して飼い主の生活支援、再発防止策を
記事によると、社団法人「ワンウェルフェア」(千代田区)が、10月1日に中野区で「ワンウェル学会」を主催し、ラインで多頭飼育や地域猫の問題などの相談に応じたり、行政向けに飼育問題リスクのある住民のチェックシートを作成するなどの啓発活動をされているとのことです。
この記事のなかで同団体の理事の一人である、荒川区社会福祉協議会の方は、集合住宅に暮らす認知症の高齢者の方が、飼いきれなくなった10匹を超える猫を、民生委員や動物愛護ボランティアが引き取る事例があったとし、「福祉関係者は、動物問題を担当ではないと思いがちだが、地続きだ」とし、「高齢化や資金難に悩む動物愛護団体も多く、誠意だけでは支えられない」とコメントされています。
また記事によると、環境省もガイドラインのなかで「多頭飼育崩壊の飼い主は精神的、身体的、経済的な問題をかかえていることが多い」「ごみ屋敷などの社会問題につながりかねないことから、行政の異なる部局が連携して飼い主の生活支援、再発防止の重要性を説いている」とあります。
これは大変示唆に富む指摘です。府中市内でも以前、多頭飼育崩壊の件を、保護猫団体の方から伺ったことがあり、どこにでも起きる課題です。こうした課題について、ぜひ私も調査し、予算要望や議会でも取り上げたいと考えています。
※「府中市の令和5年度予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。10月25日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、または新型コロナウイルスに関することでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。
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