06 8月

府中市内の保育園の公費運営は大丈夫か・・保育大手が公費を不正受給

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今朝(8月6日付)の朝日新聞多摩版に、保育大手の「グローバルキッズ」が、都内の16園で、保育園のいる保育士の数を水増しして自治体に報告し、運営費(公費)を不正受給(2500万円を返還)していたことを報じています。記事によると、同保育園の運営会社は2015~19年にかけて、実際には本社に所属していた園での勤務実態がない19人の名前を保育園の出勤簿に記載して、自治体に提出していたというものです。

★保育士の労働条件が悪いと保育士が定着せず、人手不足から同じような不正行為は今後も起こりうる

この記事については以前、東京新聞でも報じており、それによると「氷山の一角」「人手不足の行政検査が不十分」が背景にあるとしています。この記事ではジャーナリストの小林美希さんのコメントとして「検査が入れば、不正はもっと発覚する可能性がある。ただ、待機児童対策を有先する行政が保育所の撤退を恐れ、強く出られないケースもあるのではないか」と指摘されています。

記事では都道府県による年1回以上の実地検査が義務づけられているのですが、担当職員の不足のために2019年度では、約3000ある認可保育園のうち8%20年度は4.3%ほどの検査にとどまっているそうです。また記事では公費である運営費について「人件費にあてる部分を抑えてほかに流用できる『弾力運用』の問題もあり、事業者が保育士の賃金を低くとどめて、事業拡張などに資金を回す例も少なくない」とのことです。ジャーナリストの小林美希さんは「労働条件が悪いと保育士が定着せず、人手不足から同じような不正行為は今後も起こりうる」と警鐘しています。

ちなみに府中市内にもこのグローバルキッズの保育園が1園ありますが、こちらは不正運用はないとのことです。この問題、記事でも指摘しているようにどこの園でも可能性がないとは言えないようです。ぜひ議会でも質してみたいと思います。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

pocketlinehatebuimagegalleryaudiovideocategorytagchatquotegoogleplusfacebookinstagramtwitterrsssearchenvelopeheartstaruserclosesearch-plushomeclockupdateeditshare-squarechevron-leftchevron-rightleafexclamation-trianglecalendarcommentthumb-tacklinknaviconasideangle-double-upangle-double-downangle-upangle-downstar-halfstatus