ラジオフチューズ(FM府中)の刑務所ラジオ・・元受刑者ら出演 社会復帰への苦労語る(読売新聞)
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。今日(5月28日)の読売新聞多摩版に、ラジオフチューズがオンエアしている番組「刑務所ラジオ」についての記事が掲載されています。
★「自分が話すことで同じ悩みを抱える人に勇気をあたえたい」
「刑務所ラジオ」とは、受刑者の社会復帰や支援のあり方を考えてもらうことを目的に作られた番組で、4月からスタートし、現在は第二と第四月曜の午後10時から放送、6月までを予定しているそうです。
記事によると、これまでの人生において刑務所に服役した元受刑者の声を伝える番組で、「元受刑者の40代男性は、数年前に出所した後の不安な気持ちを吐露した。男性は過去に覚せい剤、他人名義で消費者金融会社の口座を作った有印私文書偽造などの罪で起訴され、実刑判決を受けて刑務所に入った」とあり、「男性は出所後も銀行口座をつくれず、就職活動にも支障をきたした」と打ち明けたとのこと。「元受刑者という偏見があるなかでの就職活動、社会復帰するのはハードルが高かった」と語られたそうです。
また放送のなかで元受刑者は「まじめに生きようとしていることを、社会の人に知ってほしい。自分が話すことで同じ悩みを抱える人に勇気をあたえたい」と語っています。
記事では番組の司会を務める塩田祐子さんは「元受刑者の人たちがどのような問題に向き合い、克服しようとしているのか知ってもらうことで、地域での差別解消や再犯防止につながれば」としています。
私も以前一度だけ、市民相談のなかで府中刑務所で服役している受刑者の方に面会をしたことがありました。日常、私たちには伝わらない部分に光をあてた、こうした番組は大変貴重なものだと思います。とくに社会状況が複雑で、生きていくことが困難な時代に、誰しも陥るかもしれない犯罪の罠がひしめいています。元受刑者のこうした声を、聴くことは大変意義あることだと思います。
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