府中市内でも新型コロナ感染で家族全員が感染したケースも(市民の声より)
府中市議会議員の ゆうきりょう です。
今朝(8月13日)付の朝日新聞一面は「東京感染 制御不能」「医療 機能不全」「自分で見守る段階」というショッキングな見出しの記事が掲載されています。新型コロナ感染を制御できない状況のもと、政府が方針としている「自宅療養」が逆に家庭内感染と市中感染を広げています。そうしたなか、府中市民の方から、家族全員が新型コロナで家庭内感染されたという、悲痛なお声(投稿)をいただきましたので、以下紹介します。
★酸素濃度が96のために入院ができず、家庭感染が広がった
わが家の今の状態です。家族3人が新型コロナになり、残り1人も陰性ではあったものの熱が1日あったので、いま検査すれば陽性だと思います。病院からは保健所に連絡はすぐして頂きました。でも保健所からの連絡はありません。主人だけが体調悪く、高熱が6日続き、咳もひどいです。心配で救急車を呼ぶことも考えましたが、酸素濃度が96あるので、自宅療養中です。こちらから、保健所に連絡しても「待っててほしい」との返事でした。心配で、仕方ないのですが、どうしようもない状態です。家族全員がコロナに感染してしまったつらさ、大変さを少しでも、感じて頂き、対策をして頂きたいと思いメールしました。ネットスーパーや、近所の方からの差し入れ等々で、生活はできますがとにかく、40度の高熱があっても家に居ないといけないという状態です。(市民の方の投稿より)
★酸素濃度96の根拠は何か、厚労省は説明できるのか
大変お辛い状況のなか、メールをいただきまして本当に感謝しております。ご家族の方々の一日も早いご回復を心から祈ると同時に、政府による無策に憤る思いです。
いただいたメールのなかで「酸素濃度が96あるので、自宅療養」とのことですが、この基準を決めた厚労省は、「96」という数字の信頼できる根拠を、国民に説明できるのでしょうか。これが「95」だったら病院搬送らしいのですが、その根拠はよくわかりません。タレントの野々村誠さんもこの数値基準によって、自宅療養になり重症化されたと、マスコミ報道にあります。
★「制御不能」とは・・往診態勢が整備されてないなかでの「自宅療養」は、むしろ感染を広げる温床になっている
また厚労省の方針である「自宅療養」という方針は、往診する医師などの態勢が整っていない状況下において、家庭内感染を広げる「温床」になっています。同居されいる、ご家族の方も外出されたりするのですから、さらに市中感染を広げているわけです。だから「制御不能」になわけです。その意味で現在の政府方針は新型コロナ感染者を広げることにしかなりません。基本は検査を徹底して、感染者については隔離するしかないはずです。
府中市内でも発生している家庭内感染の怖さを、ぜひ市民のみなさんにも感じていいただき、市に対しても今は「有事」であることの認識に立ち、緊急の対策を求めていきます。
※府中市議 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、ほかにも新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス yuki4551@ozzio.jp