04 4月

府中市と小金井市の選挙選挙開票作業に見る正確さとスピードの是非・・選挙の中立性と円滑な開票作業の両立を考える

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。少しでも私のブログがみなさんの情報のお役に立てれば幸いです。

★「こんなに遅いのは前代未聞だ」・・小金井市議選の開票立会人の感想

さて3月30日付朝日新聞の記事で、3月21日投開票で行われた小金井市議会議員選挙の開票作業についての検証記事が掲載されています。記事の冒頭に「選挙の開票作業に欠かせない票の点検作業に時間がかかり、翌日の朝方まで確定がずれ込む混乱があった」とし、開票が確定したのは翌日22日の午前5時20分ごろだったそうです。記事のなかで開票立会人の女性は「こんなに遅いのは前代未聞だと他の立会人の方も言っていました。すぐに会社に出勤しないと」と立ち去ったとのことです。

記事のなかで、これだけ開票が遅れたのは「立会人の票点検に時間がかかった」とあり、「点検のスピードは立会人によって様々だ。ペラペラと指先ではじくだけの人もいれば、1枚、1枚確認する人も。市選管の担当者は『票を見る速度は一人ひとり違うので、流れが止まることもあった』」とあります。

★開票作業のスピード重視の前提には、開票作業の正確さと信頼性があってこそ

この記事では開票作業が早いことで有名な府中市のケースをとりあげ「(府中市は)立会人に開票所内を自由に歩いてもらい、職員が何回も票を点検する様子を見せる。職員は『開票のプロセスを見て信用してもらったうえで、1票ずつ確認するのは遠慮してほしいと』と伝えている」としています。実際私もこの間、開票立会人をしたことがあるので、府中市の開票作業のスピードについては認識しています。

私も今回の小金井市議選の開票時間が遅くなったことは問題であると思います。同時に開票作業の正確性がどれだけ信頼されるものになっているかは、それ以上に重要です。2019年の府中市議選では開票にミスがあり、再集計した経過があり、この問題で当時私は一般質問も行いました。とくに市議選は1票が当落を分けるだけに、候補者にとってはその1票の差が「天国か地獄」かをわけてしまいます。

★開票作業のミスで選管事務局長が書類送検されたケースも

また開票作業の速度が重視されるあまり、各地の自治体では不明朗な投票結果がでているケースがあり、開票作業のミスにより選管事務局長が書類送検されたケースもあります。こうした事態は憲法で保障された公務員の選定、罷免にかかわる重大な事態であり、「選挙は民主主義の根幹である」という根拠を揺るがすわけです。

今回の小金井市議選の開票作業は極端なケースかもしれませんが、これも教訓に導きながら、開票作業の正確さと市民からの信頼があってこそのスピード開票であることも引き続き求めていきます。

※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp

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