府中市の東京オリンピック関連予算・・ 外国人一般観光客の誘致断念の方針をうけて、その予算執行はどうなるのか
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。
昨日、東京オリンピック・パラリンピック(オリ・パラ)における、海外からの一般観光客の受け入れ断念のニュースが伝えられました。今朝(21日)の読売新聞によると、それによるマイナスは「日本経済に2000億円」と伝えています。「五輪は日本の魅力を国外に直接伝える絶好の機会だっただけに、政府も戦略の練り直しを迫られる」としています。
★府中市も新年度に外国人観光客誘致関連だけで6千5百万円以上の予算を計上
府中市も令和3年度予算において、東京オリ・パラにおいて外国人観光客を見込んで、予算を組んでいます。
①「外国人など観光客おもてなし事業」と「観光情報センター管理運営(業務委託)」として1137万円(市の独自財源)。
②「ロードレースなどおもてなし事業」として4400万円(都の補助金と市の財源)
③「外国人観光客誘致促進事業」として1027万円(市の独自財源)
④「外国人など観光客向けプロモーション動画掲出事業」として1064万円(市の独自財源)
⑤「オリ・パラ競技大会など関連事業」として1億6423万(国と都の補助金、市の独自財源)
⑥「オリ・パラ記念モニュメント整備事業」として979万円(市の独自財源)
総合計、2億50300万円程度の予算を組んでいます。当然のことながら今回の外国人観光客の断念という方針をうけて、①、②、③、④などの予算の使途目的がほぼ喪失するわけです。
★使途がなくなった予算は、新型コロナ感染防止策への執行を求めたい
私は新年度の予算要望のなかに、「もしオリ・パラが中止の際は、その関連予算の執行について柔軟な対応を求めたい」と要望、市の回答は「国や都の動向を注視しつつ、関連事業の停止を含めた適切な対応を講じます」とのことでした。
今回の事態をうけて私も会派として、再度緊急要望を提出したいと考えています。執行の必要がなくなった予算を、ただ基金に積み立てるだけではなく、新型コロナ感染拡大防止という観点で、市民の命を守るための独自施策に執行することを求めたいと思います。
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