府中市のごみ有料袋の値段引き下げは可能ではないだろうか!・・ごみ減量に協力してきた市民に市は還元を
府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。
★ごみ袋値下げ要望に審議会任せの府中市の回答
私は新年度予算要望のなかに「有料ごみ有料袋の価格の引き下げ」を掲げました。それに対する市の回答は「手数料については廃棄物減量等推進審議会で議論されている経過があることから、処理手数料の変更についても同審議会開催に際し、目標達成の状況や今後の見込みをかんがみ、計画の改定とともに幅広く議論いただきたいと考えています」という、審議会の成り行きに任せるというニュアンスの回答でした。
★ごみ減量の大きな要因は個別収集に切り替えたことではないか
この問題は、私が当時在籍していた共産党議員団(2015年9月議会)が取り上げました。当時の質疑で共産党議員団が「ごみ改革当時(2010年2月)と2013年(平成25年)の平年ベースになったら、ごみ改革によって約8億円の財政的貢献があると説明があった」「改革当初の5年間ぐらいはいろいろ処理がある」「あれから5年(2016年)がたつが、この質疑の答弁で3億8000万円財政的貢献とのことで、多摩川衛生組合と日の出広域資源循環組合の負担金が減った分と思う」「ごみ減量は市民の協力があって、市の財政にこれだけ貢献しているということになる」と主張しました。
また市が「有料化によってごみ減量が成功した」という答弁をしたことに対して、「有料化したことで大幅削減になったことは間違いだ。一番の理由はダストボックス(2010年2月まで)をなくして、戸別収集に切り替えたことが一番の理由だ」と指摘。「これ(有料化による)を間違えると、有料袋が高いほど減量につながるという錯覚になる」と反論しました。
この主張に対して、当時、市の答弁はダストボックスの問題点(不法投棄、ボックス周辺の通行や音、におい、管理の負担の解消)を指摘し、「市では家庭ごみの有料化、戸別収集、ダストボックスの撤去の3つを同時に実施したことが、ごみ減量成功の要因」と主張しました。ちなみに2010年の「ごみ改革」からの10年間で9892トンのごみ減量に、市は成功しています。
★都心から越してきて府中のごみ袋の値段に驚いた記憶が・・ごみ袋代金は市民にとって事実上の「税金」的性質をもつ
私も府中市に引っ越してきたとき、可燃ごみ袋の最大サイズのものが800円の値段であることを知って、驚いたことを覚えています。現在のごみ袋費用は市民にすると事実上の「税金」的性質をもつものではないでしょうか。また直近の市の答弁ではごみ袋有料化によって、年間6億円の収益をあげているとのことです。
市は、ごみ減量成功に対する市民の努力、協力に対するひとつの還元策、市民負担の軽減という点からもごみ袋価格の引き下げという還元策を市は講じてもよいのではないでしょうか。また多摩地域の自治体ではプラゴミを無料にしている市が複数あります。今後も引き続き要望していきたいと思います。
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