航空自衛隊府中基地がわが国の宇宙防衛戦略のカギを握るか・・宇宙作戦群(仮称)の主要基地に、防衛省が令和3年度の概算要求で主要事業に
府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。
今日(12月10日)市議会の基地跡地等特別委員会が開催され、委員である私も参加しました。市からは航空自衛隊府中基地について、防衛省による令和3年度の概算要求のなかで、府中基地が今後政府による宇宙基本計画(令和2年6月30日閣議決定)に基づき、同基地の施設整備費として約7億円が財務省に要望されているという報告がありました。
防衛省からの資料によると、2023年度からわが国の宇宙状況把握のオペレーション開始を実現するために平成31年度以降にかかわる防衛計画の大綱で、宇宙領域にかかわる部隊を航空自衛隊が保持するとしています。
そこで防衛省では宇宙空間の状況を常時継続的に監視するなど、平時から有事までのあらゆる段階において宇宙利用の優位性を確保するために、令和2年度に宇宙作戦隊を20名規模で府中基地に新規編入にするとしてます。このため令和3年度の財務省への概算要求の内容では、宇宙領域専門部隊の体制強化のために宇宙作戦群(仮称)の府中基地への新規編入を計画、要員も増員するとしています。
政府は今後も日米同盟のもとで防衛体制を強化するためには、宇宙開発と宇宙防衛戦略にも軸足を移す必要があり、航空自衛隊府中基地の存在は極めて重要であることが明瞭です。今後防衛省は、米軍やJAXA(宇宙航空開発機構)と情報を共有し、わが国のSSA(宇宙情報把握システム)情報の集約を図ることが、宇宙作戦(防衛)成功の重要な要素であると思われます。今後のわが国の防衛体制の再編、強化のカギを握るかもしれない、航空自衛隊府中基地の存在に注目です。
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