府中市は「熱中症アラート」が発令された場合、児童、生徒の部活動、民間のクラブ活動など停止して、命、健康を最優先にすることを求めたい
府中市議会議員の 結城りょう です。
8月にはいり梅雨も明けて暑い日々が続きますが、市民の方からのご要望の1つに、熱中症から児童、生徒の命、健康を守るために府中市へ部活動や民間のクラブ活動への指導を求める声をいただいています。
市内の民間のスポーツクラブに通わせているお子さんの親御さんからも、「炎天下において、熱中症アラートが発令されている状況下においては、活動を停止させてほしいのですが、どこに要望したらいいのでしょうか」という内容です。
「熱中症アラート」とは今年度から環境省と気象庁が「熱中症に対して、特に危険であると判断されるような気象状況が予想される場合に、WBGTをもとにした予防対策の促進、徹底を促す➢ 既存のWBGTの危険度階級とも親和性の高い情報として発表」(環境省のHPから)するもので、4段階におけて発表するものです。この4段階のなかで「厳重警戒」が28度から31度、「危険」が31度以上という基準が定められ、この2つの警戒下においては、活動を中止するよう求めています。
ちなみに8月7日付の毎日新聞ネットニュースでは、「7日午前9時半ごろ、東京都足立区の区立足立小学校の3年生7人が熱中症のような症状を訴え、病院に搬送された。区教育委員会によると、1時間目に校庭で体育の授業を受けている最中に嘔吐(おうと)するなどしたという。気象庁によると、東京都中心部の午前9時44分の気温は32・8度だった」と報じています。
各自治体の教育委員会においては、「熱中症アラート」が発令された際の部活動の対応について、活動の指針を示しめすところもあります。同時に、民間のクラブにおいてもこうした指針が必要ではないかと思われます。民間のスポーツクラブの場合、指導者、コーチの方が「熱心」なあまり、勝つために、熱中症の恐れのある状況下においても、練習を続けるコーチの方もいるそうです。こうしたクラブチームにおいて、「もしも」の事態が発生した場合には手遅れです。一方で民間クラブチームの活動に、どこまで行政が「介入」「指導」できるかという問題はあると思いますが、熱中症による犠牲者を出さないために、見過ごすことはできないと考えます。こうした問題についても9月議会の決算特別委員会でも取り上げたいと考えています。
※私のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス yuki4551@ozzio.jp