新型コロナウイルス感染状況下、府中市の学校再開はどうなるのか・・文科省が「分散登校求める」通達
府中市議会議の 結城りょう です。
今朝(5月2日)の読売新聞朝刊一面に、文科省が全国の小中学校の授業再開にむけ、「分散登校」で段階的に教育活動を再開するよう、通知を出していることが報道されています。その通知では「小学1年、中学3年生の投稿を優先する」ことを柱としています。この読売の記事にもありますが、情報通信技術を活用したオンライン学習は地域間格差があること、学習内容にも地域間格差があることなど、「できるだけ早い段階で授業再開をすることで、学習遅れを取り戻したい」としています。記事では「分散登校では、音楽の歌唱や家庭科の調理実習、体育など密集した運動などは控える」ことも通知しています。
記事ではこの分散登校について、「卒業や受験を控えた小学6年生、中学3年生、学校生活に早くなれる必要がある小学1年生を優先することを明記」とあり、高校3年生についても同等の対応を促しているそうです。
一方で記事では学校現場サイドの声も掲載し、「分散登校という形式で教育の機会均等といえるのか」「感染を避けることができるのか」、また東京都はこの方針に対しては「どの学年の児童生徒にも授業は非常に重要だ」として、慎重な立場とあります。保護者からも「3密」に対して不安があるとの声も載せています。
府中市も当面、5月10日まで臨時休校措置をしていますが、連休明けには学校再開のタイミングをどうるのかの判断をしなければなりません。休校中の対応について議員団では、市への要望のなかで「ICT技術を活用した授業の導入、パソコンやタブレットなどの通信機器がない家庭に対しては、無償貸与を行うこと」を提出しています。学校側にとって児童、生徒の教育機会均等とあわせて健康保持、ウイルス感染を防ぐという対応は、避けてとおれません。
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