府中市議会で「後期高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める意見書」が本会議で逆転採択されました!
府中市議会議員の 結城りょう です。
今日(3月11日)の府中市議会本会議において、厚生委員会に年金者組合府中支部から提出された陳情、「後期高齢者の医療費窓口の現状維持を求める意見書」が採択されました。この陳情については厚生委員会では、可否同数のため委員長判断で不採択となりましたが、今日の本会議においては逆転採択で可決(採択15、不採択14)となりました。こうした例は稀なケースです。
今政府は、75歳以上の医療費窓口負担を現在の原則1割から、2割負担にすることを審議しています。これについては昨年6月、全国後期高齢者医療広域連合協議会が政府に対して、「制度の根幹である高齢者が必要な医療を確保するという観点から現状維持に努めること」という内容の意見書を提出しています。また全国の老人クラブや医療関係団体からも、負担増について検討中止を求める意見が相次いでいます。
こうした世論が府中市議会においても大きな力となったと思われます。ぜひ各自治体でもこのような意見書が広がることを期待したいと思います。
※陳情の採択に賛成・・共産党(3)、生活者ネット(2)、市民フォーラム(7)、自由クラブ(2)、都民ファースト(1)
陳情の採択に反対・・自民党市政会(8)、公明府中(5)、新政会(1)