伊勢丹撤退後の後継テナント問題・・新市長の取り組むべく最優先課題は伊勢丹跡地問題ではないでしょうか
府中市議会議員の 結城りょう です。
昨日(12月25日)のブログで日経ネットニュースを引用して、民事訴訟の係争になった㈱フォルマと三越伊勢丹HDの状況と、行政や市民の動静について日経が報じていることを掲載しました。この民事訴訟にいたったなかで、㈱フォルマと伊勢丹との協議が難航するなかで、「協議の膠着状態を打開するため、にフォルマが伊勢丹を相手に訴訟に踏み切った」という分析記事でした。ところが事態はそうならず、逆に伊勢丹側の態度が「硬化」してしまっているのではないかという印象を、私には感じるものです。
このフォルマと伊勢丹の係争問題について、12月市議会の建設環境委員会のなかで他会派の議員の方が、市の駐車場問題の質疑に関連して発言をされ、そのなかで「(フォルマが伊勢丹を相手に)訴えをしていて、聞くところによると、3年ぐらいかかるだろうみたいな話もうっすら聞こえてきているのが現状なので、大変困った話だなと思います」と発言をされています(速報版の議事録から)。私も委員会を膨張していたのですが、「訴訟の解決まで3年?もかかるのか?!」と少し驚きました。
昨日のブログでも紹介しましたが、「(テナントの)賃借契約解約が延び、市は『五輪には間に合いそうもない』(経済観光課)とみる。『切れ目なく新店が出られないようだと、仕方ないでは済まなくなる』(むさし府中商工会議所)」という声を記事で紹介しています。この伊勢丹撤退後の問題は、新しい市長(1月26日投開票)にとっては、最優先で解決を図るべき課題であると私には思われます。「民事訴訟で、民間どうしの問題なので行政は関与できない」では、済まされない問題であり、「中心市街地活性化」政策の行方を左右する問題であるのではないでしょうか。