府中市朝日町の民間商業施設、イトーヨーカドーの開業は2024年4月以降に
府中市議会議員の 結城りょう です。
西武線多摩駅東側、朝日町に建設開業予定の民間商業施設、イトーヨーカドーの開業予定について、12月4日の市議会本会議において、質疑があり、市の答弁として「朝日町のイトーヨーカドーの開業予定について、2023年以降としていたが、同社から11月下旬に市に連絡があり、2024年4月以降になるとの連絡があった」との答弁がありました(質疑を取り上げたのは、市民フォーラムの西宮幸一議員)。
主な理由は同社が「事業採算について検討している」とのことで、開業意欲はあるとのことでした。私も市内東部地域の住民の方からこの問題について、問われるのですが返答に困っています。イトーヨーカドーの開業は当初は2020年、次に2021年となり、次に2023年以降、そして今回は2024年4月以降ということです。
イトーヨーカドーは、朝日新聞デジタルニュース(10月10日付き)によれば、「33店舗で閉店やグループ外企業との連携を検討する。具体的な店舗名は公表していない。また、衣料や住居関連事業を見直し、同事業の売り場面積を減らす。従業員数を22年度末には18年度末比で約1700人減らす」と報じています。こうした状況ですから、恐らく新規開業については「逡巡」していることと思われます。
府中市にとっては伊勢丹の撤退、そしてイトーヨーカドーの新規開業延期と、大型商業施設の立地に困難な状況です。20年続くデフレと経済成長が止まり、消費購買力が萎えている状況下で、確かに新規開業は「リスク」かもしれません。今後も新しい情報について、発信してまいります。