府中市議会9月議会総括質疑をしました・・現状の府中市政に警鐘を鳴らす
府中市議会議員の 結城りょう です。
今日(9月26日)、市議会決算委員会で共産党議員団を代表して、総括質疑を行いました。
私は4つの視点から質疑を行い、①市の基金積み立て活用方針、②後期行革プラン、③公共施設有料化、料金引き上げ、④公民連携事業における情報公開の点で主張しました。
①の基金については、私は619億円という過去最高の基金積み立てを批判し、その活用方針というものが、その方針自体、数値目標の達成自体が自己目的化するならば、市民向けサービスや教育施策などを制約していかざるをえない、その足かせの要因にもなりうる、このことを主張します。
②の後期行革プランについては、財政見通しは好転しているという市の認識はあるものの、一貫して「財政が好かろうが、悪かろうが、行革そのものは進めていく」という市の姿勢を批判し、「行革はその時々の市民生活の状況ふまえて政治判断含めて計画途中でも変更を求めることを検討するべき」と求めました。
③の公共施設、駐車場有料化について、市は受益者負担という考えを市政全般に徹底すること、施設を利用する人としない人の公平性という考えは、市民世論を分断する考えになりかねないことを主張しました。
④の公民連携事業にかかわる情報公開については、この事業は市税金を投入しての事業であるから、府中市の情報公開条例の精神をふまえ、市民への情報開示を求めました。
質疑の最後に、私は昨年の8月15日付東京新聞投書欄に府中市民の方による「市民活動軽視、府中市に不信」という投稿を紹介し、「自治体は市民、住民の存在があってこそ成り立つものであります。現在の市政が行政施策の効率性や能率性、財政の収益性や計画性などを重視するあまり、市民、住民の存在が見えにくくなっているのではないか」と主張し、「現状の府中市政の在り方に警鐘を鳴らす」と主張しました。