府中市浅間町の留保地跡地の具体化が報告されました
府中市議会議員の 結城りょう です。
本日(6月14日)の市議会基地等跡地特別委員会において、浅間町にある旧米軍基地跡地(留保地)の活用計画の具体案が、市の政策総務部から報告がありました。1つは、総合体育館(1.5ヘクタール)、2つめは市立学校(小中)で1.5ヘクタール、市立美術館の駐車場で0.2ヘクタール、国立美術館保管収蔵研究施設(独立行政法人所有)で0.75ヘクタール、、残りの土地に、公園緑地等、交通広場と道路(小金井街道の拡幅含む)による跡地活用が提案、報告されました。
私は3月31日付きブログにおいても、市の留保地活用計画案について記載し、「具体化については3つのイメージカラーを打ち出しており、
◎「多様な活力創出」では、商業施設、集客施設、オフィス、宿泊施設
◎「住まい暮らし」の具体化では、住宅、商業施設、福祉医療施設、文教施設
◎「スポーツ・健康・文化」では、スポーツ施設、集客施設」と記載しています
今日の案を見ると、①の「多様な活力創出」はなくなり、②の文教施設、③のスポーツ施設が提案されています。
また国の土地を自治体が購入または借用する際、処分条件というものがあり、体育館は時価の4割減、公立学校も時価の4割減、市立美術館駐車場は時価総額、公園緑地は3分の1を市が有償購入、3分の2が無償譲渡など、道路や交通広場は無償譲渡など、また国立美術館保管収蔵研究施設は独立行政法人が購入するため、市の持ち出し金はないとのこと。現在のところ、府中の持ち出し金は62憶円程度とのことです。
総合体育館については、現在の施設を縮小整理を検討して建設、小中学校については現在の学校施設老朽化対策の状況とあわせて実行するとのことです。ちなみにこの留保地の活用については、最低でも5年間の時間を要するとのことでした。
正直あまり「目玉」のない留保地活用計画のような気がします。恐らく市は今後、公共施設マネジメント、新市庁舎建設、分倍河原駅開発などで多額の費用が要するために、この留保地活用では、極力費用を抑制することを念頭に計画案を作成したのではないでしょうか。この留保地活用をめぐっては、市民検討協議会も立ち上げていただけに、果たして市民の要望、ニーズにあった活用計画であるのか、私も検証したいと思います。
結城りょう