今度の府中市議選では18歳選挙権・・統一地方選挙にむけて 「議会と首長は両輪」(読売新聞)
先日、読売新聞朝刊「くらし・教育」紙面にて、「18歳の1票、議会と首長は両輪」という見出しで、記事が掲載れていました。大変興味深いので紹介します。記事では「地方政治は二元代表制だ。有権者は地方議会の議員を選挙し、首長も別に選ぶ。議会と首長の関係は『車の両輪』に例えられる。両輪が同じ大きさで一定の間隔を保っていれば車はまっすぐに進む。どちらが大きかったり、いったいとなった一輪車だったりすれば不安定で前進は難しい」。
「二元代表制のもと・・より良い政治にむけ、協力だけでなく、けん制しあうことも必要だ」とし、「現実はどうか。全国市議会議長会によると814市議会の市長提出議案は2017年で計9万649件だった。原案通りの可決、同意などは8万9836件で99%を占める」。「与えられた権限を十分に行使していない議会では行政のやりたい放題になってしまう」とし、「議会が会派というグループの枠をこえ、いったいで活動することが重要だと訴える」とし、「二元代表制のもとで首長と一体の与党を強調する議員もいる。『権力をもつ人につくのは無難だ。自分の身を守るのが大事なのだろう。むやみに首長と対立する必要はないが、議員が市民の声をいかす努力をしなければ、議会はいらないといわれる』」(愛知県犬山市議会議長、ビアンキー・アンソニーさん)。
府中市議会でも現在の高野市長を支持する政党・会派が多数を占め、私の在任中、行政側の提案は100%可決されていました。私も4年間で感じたのは、行政と議会の良い意味での「緊張関係」とはなんだろうかということです。あまり議会側が行政提案に「シャンシャン」と、「モノ申さず」賛成ばかりしていては、行政側を甘やかすことになりはしないかと思いました。「市長と一体である」ことを主張する議員だけで議会が占められてしまったら、恐らく行政に対する議会の意義が発揮できないのではないかと思います。共産党議員団は、市民生活の立場から見て行政提案はどうなのかを考えて態度を決めていますが、市長支持派の政党、会派の方も市民目線で、「NO」というべき提案には、行政提案を否決する「覚悟」もなければならないと思います。
この記事は18歳の方にぜひ見てほしい記事だと思います。
府中市議会議員 結城りょう