府中市議会で「議会基本条例」が制定されました
昨日(3月22日)閉会した府中市議会ですが、本会議最終日、議員提出(議員運営委員長提出)の「議会基本条例」が賛成27、反対1で可決しました。議会基本条例の作成にあたっては、この間、市議会の「議会改革検討委員会」で議論が重ねられ、全会派一致を前提に議論が進められてきました(この委員会には共産党からも目黒議員が参加)。
議会基本条例は、多摩地域では調布市、多摩市に続いて9市目とのことです。この議会基本条例は「理念条例」(建前だけになってしまう)になる議会もあると聞いています。同条例を建前だけに終わらせず、真に議会の活性化を図るために「魂」をいれた条例にしなければなりません。今回の同条例には私から見て、「不備」な内容もあります。また他の自治体の議会では、同条例を検討する段階で、市民から意見を聴く会、報告会などを開催し、市民参加型で条例案を作成しているところが多く見受けられます。その意味で、今後、この条例制定後、市民の声を取り入れる条例にするためにも、さらなる議会側の改革が必要だと思います。
私も市議になって、市民の方から「国政はマスコミ通じて情報がたくさんあるけど、一番身近といわれる市議会は情報が少ない」とよく聞きます。また最近では、全国的に地方議会への立候補者が少ないことも指摘されています。しかいながら、市議会こそ、一番市民生活にに身近なことを議決する機関です。そのために議会を活性化させる同条例にするために、私も再選をなんとしても勝ち取り、議会改革に取り組みたいと思っています。
(府中市議会議員 結城りょう)