府中市が「西武線多磨駅改良整備に関する事業説明会」の報告を市のHPに掲載
【多磨駅改良と周辺街づくりについての質疑】
12月2日と6日に紅葉丘文化センターにおいて開催された西武線多磨駅改良整備に関する事業説明会の報告が府中市のHPに掲載されていますので、ご覧ください。
今回の改良のポイントとして 、①自由通路が確保され線路の東西方向に24時間通行できる通路を整備する、②鉄道施設改良として、駅舎を橋上化する、駅構内の線路を2線から1線に変更する、③プラットホームを2面から1面に変更して幅を拡充する、④構内の踏切を廃止する、 既存の地下通路を閉鎖するの4点です。
また参加者からの質問としては、①「ホームが1つになると危険になると思うが」の問いに、市は「ホームが現状より倍近い幅になるので安全性と利便性が向上する」と答弁、②「下りエスカレーターがなぜ設置されないのか?」の問いに、「現状の敷地内で下りエスカレーターの設置は物理的に難しい。なおエレベーターは17人乗りの大きなものにする」とのこと。
そのほかにも西側住民からの質問やお彼岸の時の臨時改札設置の要望などについても回答しています。
そして一番住民から多い質疑が「民間商業施設が2021年開業にともない、人見街道の道路拡幅や横断歩道の設置を求めたい」という質疑に対して、市は「人見街道の拡幅の予定はないが、東京都に安全対策を求めている。大型商業施設開業の際は、事業者が警察などの関係機関と協議を行い、車の安全対策や周辺住民への影響を検討する」「人見街道の北側に都市計画道路があり、将来的にそれが整備されたら車の交通問題は解消されるだろう」と答弁しています。
この間の議会でのやりとりされた答弁内容ではありますが、住民の方からは人見街道の問題が一番多く寄せられています。しかしながら市に答弁にある「新人見街道の建設」には、まだ時間がかかることから、当面する人見街道の渋滞と安全対策、あわせて紅葉丘3丁目と多磨町、朝日町をまたぐかたちになっている踏切の安全対策は喫緊の課題です。
私もこの市内北東地域を活動エリアとしていますので、今後も多磨駅周辺の街づくり問題について取り組んでいきたいと思います。
結城亮(結城りょう)