東京都が児童虐待防止条例骨子案を発表しました
【東京新聞多摩版の報道から】
今朝(12月1日)の東京新聞多摩版で東京都が30日、「子ども虐待防止条例」の骨子案を発表し、都民から意見募集を行うという記事が掲載されています。
記事では「保護者としての、しつけ時の体罰禁止を盛り込んだのが特徴。罰則はない。来年2月開会の都議会への提出を目指す。骨子案では体罰のほか、暴言など『品位を傷つける形態による罰』も禁止した。都は目黒区の5歳女児虐待死亡事件をうけて、条例制定の検討を始めた。有識者による事件の検証では、女児の家庭が香川県から都内に引っ越した際、児童相談所間の引き継ぎに問題があったとされたため、骨子案では的確に引き継ぎを実施する」と報道しています。
記事のなかで小池都知事は記者会見で「体罰や暴言は人によってはしつけの一環だと言うが、エスカレートして虐待にいたった場合は、医学的にも子どもの脳に深刻な影響を及ぼすも言われている」と言動しています。
目黒区の痛ましい事件をはじめ、各地でも相次ぐ児童虐待の事件をうけて、都議会でも共産党都議団も取り上げた問題ですが、都も条例制定をするところにまでなりました。府中市でも数年前に児童虐待が表面化してマスコミでも報道されたことがあります。自治体をまたいで児童相談所の間による連携の強化が課題とされたこの問題ですが、真に実行ある東京都の条例制定を望みたいと思います。
この虐待防止条例の骨子案は、東京都のホームページから閲覧できるとのことですので、ぜひご覧ください。
結城亮(結城りょう)