府中・国司館と家康御殿史跡広場・・奈良期の建物10分の1で復元
【武蔵国司館の建物完成のイベント開催】
今朝(11月25日)の東京新聞多摩版に、昨日開催された国史跡・武蔵国府跡国司館地区(府中本町)に、「国司館と家康御殿史跡広場」が完成したことにともなう記念イベントの様子を伝えています。
府中には飛鳥時代から平安時代にかけて国府という行政機関がおかれました。記事では「市が2016年度から国や都の補助を含めて3億3000万円をかけて、約7800平方メートルを広場に整備。主殿や脇殿など3棟を高さ、2.4メートルの柱で復元した。万葉集に登場する梅やツツジなどを植えた庭も備えた」と伝えています。「市は国司館や府中御殿の建物と、蹴鞠、家康のタカ狩り出発を、バーチャルリアリティー映像にした」とあります。「国司や家康は市内の都立農業高校の生徒10人が演じた」。官僚役を演じた高校生は「衣装は重く当時にの人の気分を体感できた。国府があったのは府中の誇りと思う」とコメントしています。
開園時間は午前9時から午後5時まで、スコープは午後4時まで管理事務所で貸し出す。無料とのことです。
この府中・国司館と家康御殿史跡広場については市議会の文教委員会でも、市から報告、提案もありました。こうした復元施設は、国府が置かれた府中市の歴史ならではのものだと思います。ぜひ市民のみなさんもご来場ください。
結城亮(結城りょう)