27 10月

フィリピンに学校給食の食器を・・府中市ロータリークラブと市が協力

【東京新聞多摩版の報道から】

 

今朝(10月27日)の東京新聞多摩版に、府中市の学校で使用されていた給食器を、府中市のロータリークラブの仲介で、フィリピン・ベンゲット州の小中学校や保育所に贈る取り組みについて報じています。

記事では「寄贈されるのは市内22小学校、11中学校で使用されていた強化ガラス、強化磁器の皿、茶碗など7種類など計11万3000個。昨年完成した新給食センターの洗浄器に対応できず、食器を入れ替えたため、従来の食器はロータリークラブと市が相談して、フィリピンの子どもたちに使ってもらうことが決まった」とあります。記事では「食器が贈られるフィリピンのルソン島北部の山岳地域は、日本の機関が農業支援しているとのこと、州は十分な栄養が取れない子どもに無料で食事を提供しているが、食器がなく袋を使うこともある」そうです。

これまでもロータリークラブではラオスやカンボジアに学校の校舎を寄贈した経験もあるとのことです。記事ではロータリークラブの村上会長は「フィリピンの子どもが笑顔に変わるなら本望」、市の関根教育部長も「処理費もかからず、有効活用してもられてうれしい」とコメントされています。

 

【市民、民間と行政が知恵をだして役立つ取り組み】

 

廃棄することは簡単ですが、これからも十分に使用できる学校の食器を、こういうかたちで世界の人たちに役に立つ取り組みは、大変有意義だと思います。ロータリークラブは地域で活躍する方々が多いだけに、行政との人脈もあります。こうした市民、民間と行政の協力は大変意義あることではないでしょうか。今後もこうした取り組みを期待したいものだと思います。

結城亮(結城りょう)

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