ついに伊勢丹府中店が来年9月に閉鎖へ・・相模原、新潟の店舗とともに
【業績あがらず府中店もついに閉鎖へ】
今日(9月26日)、14時26分の朝日新聞のネットデジタルニュース配信によれば、三越伊勢丹ホールディングスが、伊勢丹府中店を来年9月に閉鎖予定とするとの記事があります。ニュースでは「三越伊勢丹ホールディングス(HD)は26日、伊勢丹相模原店(神奈川県相模原市)と伊勢丹府中店(東京都府中市)、三越新潟店(新潟市)の3店を閉鎖する方針を固めた。閉店の時期は、相模原と府中は来年9月末を予定する。同社は業績悪化に歯止めがかからない。3店の閉鎖は、構造改革の一環とみられる。2018年3月期の売り上げは相模原店が195億円、府中店が148億円。いずれもここ数年、減り続けている」と報じています。
このニュースをみて「ついにきたか」という感想をもちました。私のブログでもこれまで伊勢丹の動向については何回か掲載してきましたが、伊勢丹全体のリストラの話題であり、まだ府中店については閉店という情報はないという様子でしたが、今日ついにこの報道となりました。
確かに伊勢丹府中店に私もよく行きますが、地下1階の食品売り場と最上階の食堂街レストランはお客さんが賑わっていますが、他の階の店舗売り場については確かにお客さんが少なく、「御客さんより店員の方が多いね」などと嫌味を言う人もいました。
この伊勢丹府中店は京王線府中駅再開発事業の第1期完成の時期(1996年)にオープン、ちょうどこのころは全国の郊外に百貨店がオープンしていた時期でした。しかしこの数年の消費不況が「仇」となったようです。同時に府中市は昨年、府中駅南口再開発事業が完成、「ル・シーニュ」もオープンし、このことも客足を奪い合う原因となったかもしれません。
いずれにしても市は府中駅を中心とする市街地活性化計画を進めている最中の出来事でもあり、伊勢丹府中店の閉鎖は市にとっても「打撃」です。今後府中駅周辺の活性化をどのように実現させていくのか、私も議員として、また市民の一人として考えて実行しなければならないと思っています。
結城亮(結城りょう)