16 9月

秩父市で第二の人生を・・豊島区と秩父市 高齢者向け住宅整備へ

【東京新聞多摩版の報道から・・老後の移住先を区が促進】

 

今日(9月16日)の東京新聞多摩版に、「姉妹都市にある豊島区と埼玉県秩父市が、同市内にサービス付高齢者住宅(サ高住)を整備して、同区の中高年齢者の移住を促す取り組み「花の木プロジェクト」を進める」と報じています。「両区市が抱える人口過密と人口減少の解消に本腰をいれる」としています。

記事では豊島区の高野区長が「区民が移住したとしても、区の施設を利用できるようにする」とし、秩父市の久喜市長は「秩父市は毎年約2000人の人口が減っている。秩父市に来て、市民と共に祭りや文化を体験してほしい」としています。記事ではサ高住は西武線秩父駅から徒歩15分のところに建設予定で、入居対象者は60歳以上を予定。入居の負担額は一人10万円以下の予定で、来年秋より開始予定とのこと。記事では「豊島区と秩父市はいずれも民間研究機関から『消滅可能性都市』と指摘され、危機感を共有。2015年には高齢者の移住を目的とした『CCRC構想』を取りまとめた」とあります。

 

豊島区は近年、保育所の待機児童解消策に力をいれながら、若年子育て世代の流入に力をいれています。同時に土地が狭く人口も過密なために高齢者の方にとっては、暮らしにくい街かもしれません。そこで老後を同区内で暮らすより、地方都市で暮らすことは1つの「選択肢」ではないでしょうか。

この点でいえば府中市は豊島区とは状況が違い、土地もあり、老後を過ごすのにも良い自治体だと思います。一方で「東京は物価も高く、少ない年金では老後を過ごすのは心もとない」と言う声も聞きます。そうした方にとっては、東京の自治体が地方都市とこうした「協定」を結んで、老後の移住先の「選択肢」を住民にあたえるのも、1つの策かもしれません。こうした施策について、少し研究していきたいと思います。

結城亮(結城りょう)

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