府中駅周辺のちょこ・りん・スポットを今後も存続できないか(一般質問)
9月4日、市議会一般質問で2件目の質疑として、府中駅周辺の駐輪施設、甲州街道北側にある、ちょこ・りん・スポットの存続、および駅周辺の駐輪施設の問題について質疑を行いました。
市はちょこ・りん・スポットが2005年以来、13年間果たした役割について①府中駅周辺の放置自転車対策に効果を発揮した、②市民の駐輪マナーがよくなることに貢献したことを答弁。また昨年オープンした「ル・シーニュ」の地下駐輪施設に対する市民の声として「地下施設のため使いづらい」「駐輪場の入り口がどこにあるかわからない」といった声を紹介。また「地下の駐輪施設は使いずらい」という市民の声に応えて「くるるの南側に平地の駐輪場を整備することにより解消できるものと考える」との答弁もありました。
私はこうした市の見解をうけて、「ル・シーニュ」の地下駐輪施設に、自転車の管理員について「自転車を利用する高齢者やお子さん連れの方に対して、可能な範囲での補助作業も、指定管理業者に要望してほしい」「また地下2階の駐輪場には管理員が不在なので、指定管理業者に補助作業の管理員も配置してほしい」と要望しました。
また市は市役所の第二庁舎の地下なる駐輪施設について、私は一般利用者のために駐輪場を拡充する半面、総台数が850台ほど減る計画であることに懸念を表明。それに対して市は「使いずらいと評判が悪かった2段式ラックを全部撤去した。またこれまでの定期利用の駐輪施設を減らすことで、一般の総台数の需要には新たに補充場所を設けなくても、需要は満たせる」と答弁しました。さらに甲州街道北側のちょこ・りん・スポットについては、来年2月ごろに閉鎖を行うとの答弁でした。
私はあらためて、ちょこりんスポットの開設継続を要望したうえで、「自転車を利用して府中駅周辺に集まる市民の『真のニーズ』を、市は感じてほしい。市民にとって府中駅周辺に自転車を利用して来ることが、『おっくう』になるような駐輪施設の施策については、かえって駅周辺の活性化も台無しになるだろう。どうか自転車を利用しやすい、駐輪施設について市は考えてほしい」と訴えました。
「市民にやさしい街づくりを」、そうした市民の思いこそが行政マンを動かすのではないかと思います。今後も駐輪施設問題について、取り上げていきたいと思います。
結城亮(結城りょう)